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コラム
リフォームと耐震補強⑪~耐震補強工事は単独でしない方が得
2018年4月24日
②の経験談では、浴室を中心としたリフォーム工事と合わせて耐震補強工事をしました。水回りは配管の効率をよくするため隣同士で配置する場合が多く、特に浴室、洗面、トイレは小さな部屋が集中しているため補強する壁がたくさんあり、外装の張り替え工事と同様に補強工事に適しています。
②に書いたA邸のような築30年以上の浴室は、ほとんどモルタル下地タイル張り、腰は無筋(鉄筋が入っていない)ブロック積です。鉄筋が入っていないためブロック積は基礎としては強度不足でそのまま補強できません。腰のブロック壁まで解体すれば、基礎の上から補強壁を作ることができます。浴室のような小さな面積で4面耐力壁を作ることができる場所はあまりありません。もちろん、補強しても効果が薄い場合はありますが、A邸は浴室周りには一か所しか耐力壁はなったため、かなり耐震補強できました。
耐震補強を単独でするよりも他のリフォーム工事と合わせて工事すれば費用が抑えられます。リフォームするときに解体工事がある場合、柱一本でも補強した方がいいに決まっています。そのためには、耐震診断ができて補強工事の経験がある業者の方がオススメです。
次回は、『リフォームと耐震補強⑫~耐震診断、補強計画してからリフォームの計画をすることが大事 』です。
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