最近の窓について2⑧~四季のある国なのに
今回はcの水に弱い材料です。
現在は屋根の野地板、床の捨て張り合板、壁の耐力壁などに合板を使用することは当たり前になりました。使わられる理由の一つは耐震のためです。無垢材では大きな板を採用することは不可能です。それに比べ合板は一枚の面積が大きく性能が一定しているため、耐震の材料としては文句の付けるところがありません。
しかし、水には弱いのです。私の経験で、屋根の野地板や押入の床板が合板で張ってある住宅で、何十年か後に工事に行くと合板はほとんどのりが剥がれてフニャフニャになっていました。野地板は小屋裏の湿気を吸収、床板は床下の湿気を吸収したためです。押入の板はカビが生えていたこともあります。
合板は、湿気をためてしまいますが、無垢材は湿気を吸っても周りの空気が乾けば湿気を出すのでフニャフニャになりません(コラム「合板の使われ方⑥参照)。合板は、無垢材のように湿気を吸放出できないため水に弱いのです。
その他に集成材の構造材は、コラム「合板の使われ方④」に書いたように無垢材に比べれば水には弱いのです。合板と同様に接着層に沿って水が浸入すれば強度は失われてしまいます。内部結露が常態化した場合、壁の中の湿気は集成材が吸収することは間違いありません。内部結露すれば気密の壁では乾かないので良くなることはまずありません。
ですから、雨(水)に水に前に濡らすなど絶対にしてはいけません。
次回は、『水(水蒸気)の影響を排除しろ⑧~木質系耐力面材について』です。
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