耐震診断拡充の記事から2③~補強工事済の被害状況

鈴木敏広

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テーマ:耐震補強

今回は補強した住宅の被害データです。

能登半島地震の時に補強工事をしていた住宅は(右のグラフ)38棟ありました。そのうち無被害34%(13棟)、軽微~中破58%(22棟)、大破8%(3棟)でした。
2016年(平成28年)の熊本地震の時に、補強工事をしていた住宅は(左のグラフ)119棟ありました。そのうち無被害47%(56棟)、軽微46%(55棟)、少破(7棟)、中破1%(1棟)でした。熊本地震は震度7の地震が二度起きましたが、補強工事した住宅では中破が1棟だけで、あとは少破以上なので補強工事はほぼ100%効果があったことになります。
※データがパーセント表示だったので割合から計算して棟数を()内に私が記入しました。

診断拡充2③

補強しても被害があるではないかと思われるかもしれませんが、耐震診断をしても解体してまで調べていません。全てわからないのです。わからないカ所ある以上、多少の被害が出るのは仕方ありません。むしろ無被害が能登で34%、熊本で47%でそのまま住めると考えれば補強工事をした方がいいと思います。

警察の発表によると能登半島地震での死因は40%が圧死、20%が窒息、呼吸不全なので、耐震補強していればこの人たちは亡くならなかった、もしくは人数がかなり減ったと思います。コラム「リフォームの順番④」に書いたように、リフォームの順番は間違っているのです。省エネリフォームの補助金や減税に使ったお金を、耐震補強に使っていれば、上記の死者はかなり減ったと思います。

診断拡充2③-1



次回は、『水(水蒸気を)の影響を排除しろ①』です。


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