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コラム

今こそ家庭で中医学の知恵を活かそう〜未病先防

2020年4月25日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:漢方 健康法

コラムカテゴリ:美容・健康




どうも
先日ハンドクリームの塗り方の動画を SNS でアップしたのですが
「コータさん、手が綺麗ですね」

とフォロワーさんに言われてちょっと調子に乗っています。
さわたや薬房の早川です。

さて、そのハンドクリームの塗り方が結構反響を頂いてびっくりしております。
かなり多くの方が手荒れに悩んでいらっしゃったのかな?とすごく感じます。
そんな手荒れと同じように今結構困っている方がいらっしゃる症状があります。

それが「マスクニキビ」です。

マスクを長時間使うことによって肌の状態が悪くなってしまい、ニキビが出やすい状態になっている方が多いそうです。

実際僕のお客様でも新型コロナウイルスの影響でマスクをし始めてからニキビが結構増えてしまった、というお客様は少なくありません。

これもアルコール消毒によって手荒れが増えたのと同じように、直接コロナウイルスの影響でというわけではありませんが、付随して起こるような体のトラブルですので是非ご注意ください。

ニキビのケアも基本はスキンケアです。
長時間のマスクの着用により肌の環境が悪くなっていますので、いつも以上にしっかり洗顔を行ったりとか、マスクを外して合間合間にスキンケアをするなど、ニキビ対策の方もぜひしっかりとしていただきたいなと思います。
ニキビは中医学では出る場所によって体の弱りを教えてくれるといいます。
ニキビの場所によって体の弱りが分かるという内容については別のコラムで書いてますのでよかったらご覧ください。

☆出る場所で体質がわかる?ニキビのコラムはこちらから
https://note.com/sawataya/n/n5365a73f3fdb

ちょっと話が変わってしまいますが、昨日は初めてオンラインによる健康セミナーを開催しました。
テーマは春に弱りやすい自律神経とストレスケアという内容です。
初めてのオンラインセミナーだったのでなかなか最初は勝手がつかめませんでしたが参加し頂いた方のご協力でなんとか無事に終えることができました。
参加していただいた皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
ライブのセミナーと違い、なかなか参加して頂いてる方の反応があり分かりづらい部分もありましたが

リアルタイムで双方向にお話ができるのでセミナーを開催するには非常に良いツールなのではないかなと思います。

僕の健康セミナーは普段漢方相談をしているので「漢方の話がメイン」ガッツリ漢方!
という風に思われがちなんですが僕は基本的にあまり漢方の話は多めにはしません。
昨日も参加してくださった方はもしかしたらちょっと漢方の話が少ないかなと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
また漢方の話を多めにする機会も作りたいなぁと思うのですが、 僕は基本的に体の仕組みから色々なテーマについてお話しすることが多いです。

それは体の仕組み、いわゆる「生理学」

みたいなところからアプローチをしていくとどうしてその不調が起きるのか?

ていう理由が少しわかりやすくなるのかなと思っているからです。

なので、生理学と言うとちょっと難しいイメージがあるかもしれませんが、簡単に言うと

「体の仕組みってこんな風になっているので」

「そこがこんなふうにバランスが崩れるとこういう症状ができてしまいますよね」

っていうことを意識してお話しするようにしてます。

原因がわかるとその対処法もわかりやすいですよね。

なので今後もオンラインでのセミナーを続けていきたいと思っていますので、このコラムを読んだり Podcast や YouTube などを見て頂いて直接僕の話を聞いてみたいなという方がいらっしゃいましたら Twitter 等の SNS で開催告知をしていますのでご参加頂けたら嬉しいです。

さて今日のテーマは
「今こそ家庭で中医学の知恵を活かそう〜未病先防」
というテーマでお届けしたいと思います。
現在新型コロナウイルスの影響でなかなか風邪を引いても病院に行けない、行きづらいという方が増えており漢方薬で対処したい市販薬で対処したいそういう方が非常に増えています。

「セルフメディケーション」
という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
セルフメディケーションとは自分自身で健康の管理をする、そういう意味があります。

このセルフメディケーションは自己判断で何でも解決するというわけでは決してありません。
健康のことで何かあった時にどういう所に相談するべきなのか、どうすべきなのか、それを正しく判断する力を養いましょうということです。

現在のように風邪をひくことに対して非常に多くの方がナーバスになっている時期、中医学の魅力を知っておくと非常に皆さんのこのセルフメディケーションの役に立つのではないかなと思います。

日本に中医学を広めてくださった伝説の先生が「全ての家庭に中医学を」というような話をされていたそうです。

全ての家庭の方が中医学の基礎をちょっと知ってるだけで病気が発生する確率が非常に低くなると思います。

それは中医学の基本が養生だからだと思います。

中医学には「未病先防」
という言葉があります。
これは大きな病気になる前、病気の一歩手前を未病と考え、その段階でしっかり体のケアをすることで病気を未然に防ぐというものです。

これがしっかりできていれば、大きなことを言うようですが国の医療費の削減にもきっと繋がる素晴らしいことだと思います。

中医学や漢方と言うと普通の方はなかなか馴染みがない、知識がないということで専門家の方が相談を受けて漢方薬を選ぶ、というのが基本的な流れです。

基本的には、自己判断で漢方薬を服用することは僕はお勧めはしません。
それは漢方薬は正しく薬選びをしないと効果がないだけでなく逆効果になってしまうこともあるからです。

なので不調や疾患を改善するにはきちんと専門家に相談することが大事です。
しかし、例えば先ほどもちょっと話が出てきた風邪のようにすぐに家庭で対応したい時
急いで対応しなきゃいけない時
そういう時に中医学の簡単な知恵が備わっているとすごく役に立つと思います。

☆風邪の場合は中医学の活用
例えば風邪の時ですが、寒気がするような風邪なのか、
それとも熱があり炎症が起きて痛みを伴うような風邪なのか?
この二つを確認することはご家庭でも可能だと思います。

例えば寒気がするような風邪の場合は葛根湯のような体を温める力を高めることで寒気を体の外に追い出すような漢方薬をとりあえず使うということは決して間違ってはいないと思います。

本当は細かく見ていくと葛根湯ではなくてもっと適したものがあるのですが、とりあえず家庭の応急処置としては寒気がした時に葛根湯みたいなものを使うというのは正しい判断ではないかなと思います。
その代わり、すでに発熱があり、喉などが炎症を起こして痛みがあったり、寒気がしなかったり、鼻水が黄色や緑のように鼻炎がひどくなってる場合などは、さっきお話ししたような葛根湯のような体を温めるという漢方薬を使うというのは皆さんどうでしょうか?

すでに熱が高くなっている時に体を温めるというのは炎症もひどくなるし発熱も発火する恐れがありますよね。

そういう時は銀翹散のような体の熱を冷ましてくれるようなものをとりあえず飲んでおいて、様子を見るということも間違ってない選択肢だと思います。

簡単に言うと温かいものを飲んで布団をかぶった方がいいような風邪なのか?
氷枕や今日ので冷やした方が楽になるような風邪なのか?
簡単に言えばこのような違いです。

なのでご家庭で漢方薬を常備しとくのであればこのような温める系の漢方薬と冷ます系の漢方薬を置いておくといいんじゃないかなと思います。

☆関節トラブルのときの中医学の活用
あと家庭での初期治療として遭遇する場面が多そうなのが、 腰痛や肩こりのような関節のトラブルではないかなと思います。
関節のトラブルも難しく考えないでちょっとシンプルに考えるだけでも家庭での初期治療に役立つと思います。

それは「温めて楽になるのか」
「冷やして楽になるのか」
の判断です。

お風呂に入った後に楽になるような関節トラブルであれば基本的には温めるような張り薬が塗り薬を活用するといいでしょう。

逆に
「冷たいタオルで患部を冷やすと楽になる」
「お風呂に入って温まると痛みが悪化する」
このような場合は冷湿布や冷感タイプの塗り薬を活用すると良いと思います。

中医学では寒熱も不調を整える大切な判断材料なので、この温めると楽か冷やすと楽かというのは頭の片隅に入れといて頂けると家庭での初期治療の役に立つのではないかなと思います。

今回ご紹介したことはあくまでも家庭での緊急時の初期治療です。専門家にしっかりと相談することがファーストチョイスではありますので、そこだけは是非ご注意ください。

現在は Twitter や様々な SNS などできちんとした漢方の専門家が色々な情報を教えてくれています。僕も Twitter やインスタ、 Podcast や YouTube などで漢方の知恵の話を取り上げたりもしてますので良かったらご覧ください。

医療機関の受診をしにくい今、中医学の知恵が本当に必要とされている時期だと思います。上手に活用して毎日を元気に過ごしていきましょう。

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