改めて今こそ知っておきたい感染後の新型コロナ対策【漢方的セルフケア】
新型コロナウイルスのニュースが連日放送されており、日に日に心配の度合いも増えていると思います。
大切なのはぜひ皆さん、正しい情報を取得して冷静に判断をしてほしいということです。
じゃあ正しい情報ってどこから取得するのか?ということですがこれは厚生労働省の情報しかないと思います。
それ以外のニュースや外国の情報などは正直情報の出元と責任の所在がはっきりしないものばかりだからです。
厚生労働省新型コロナウイルス対策HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
当然楽観視はできませんが、しっかりと状況を把握して、的確な判断をしましょう。
どうしてもニュースではその性質上、視聴者が食いつきやすいネガティブな話題が多くなります。
イベントの中止にしても開催しているイベントの方が圧倒的に多くても中止をしたイベントの様子を流すほうが番組の見せ方としてはインパクトもあリますよね。
不安や心配、悲しみ、怒りなどの不快な感情をのもとになるニュースを見すぎると受動ストレスというものが増えてしまいます。
受動ストレスは人間の判断能力を鈍らせる、過度の不安で要らないものまで買ってしまったりするのは昨今の『マスクパニック』で皆様も経験済みだと思います。
まさにあれは通常なら買うはずが無いような高額な値段に釣り上げられたマスクを判断力が低下して人が買ってしまう典型でしょう。
今は多くの方がこの『受動ストレスによる判断力低下』におちいっています。
そんなときだからこそご注意いただきたいのが『新型コロナウイルス対策の漢方薬』です。
すでに新型コロナウイルス対策の漢方薬などは藿香正気散が良いなど様々な情報が虚実入り混じり流されています。
こんなときだからこそ、ただし判断で正しい予防につながるように判断の一助になればと思い、今回は『新型コロナウイルス予防になる漢方』についてお届けします。
以前コラムで紹介した『自宅でできる新型ウイルス&感染症対策』のコラムなどをご覧いただけると生活習慣の予防についてもかいてありますので、ぜひご覧ください。
今回は実際の漢方処方名がいくつか出てきます。ぜひご注意ただ来たのは自分でかってに判断して紹介した漢方薬を購入したり、お医者さんに処方をねだったりしないことです。
選び方を間違えると効果がないどころか、体調を崩すことがあります。よく使われるものの代表で紹介するだけなので、最終的には漢方の知識をちゃんと持っている専門家に相談して購入したりしてくださいね。
☆漢方は体質&体調で薬を決める
漢方の基本は『その人のカラダをどうしたいか?』で薬を決めることです。
大前提として『新型コロナウイルス予防にはこれです!!』と特定の漢方薬をおすすめするわけでは無いのです。
基本的に高めておきたいのが『気』の働きと『気』の巡りです。
この気が弱ったり、うまく巡らないと病気の原因となる邪気の1つ、外からカラダの中に攻めてくる「外邪(がいじゃ)が侵入しやすくなります。
外邪とは自然界からカラダの中に入ってくる病気の原因で、今回の新型コロナウイルスも、毎年流行するインフルエンザウイルスも、普段ひいたりする風邪もその一つなのです。
ウイルスから身体を守るためにも、病気をカラダの中にもぐりこませないカラダづくりが大切なんです。
・胃腸が弱いタイプ
胃腸は食べた物からカラダの元気を作るところです。日頃から胃の調子が悪い方は胃腸の調子を整えておくことが大切です。
胃腸が整うと食べた物から気血がしっかり生まれます。
気が充実するとカラダのバリア機能が高まりますから、日頃から胃腸の調子が悪くなりやすい方は食事の内容、食べる時間、水分の取り方、量、などに注意しながらまずは胃腸の調子を常に良くしておくことが予防につながるでしょう。
☆よく使われる漢方薬
六君子湯 香砂六君子湯 参苓白朮散 など
(症状やタイプにより異なります。詳しくは専門家に相談を)
・気の不足タイプ
中医学では気が不足するとカラダのバリアとも言える免疫バランスが崩れて、ウイルスのような『外邪』によってカラダが侵されてしまうと考えます。
日頃から肉体疲労やストレスや頑張りすぎなどで頭の疲れが強い方はこの気を消耗しやすので、注意が必要です。
気を補って体力をしっかりつけておく必要があります。
☆よく使われる漢方薬
補中益気湯 十全大補湯 玉屏風散など
(症状やタイプにより異なります。詳しくは専門家に相談を)
・腎の弱いタイプ
腎とは生理学的な腎臓なども含んでいますが、生殖機能や骨、髪、歯、など加齢によって弱りやすい所全体を指す中医学の専門用語です。この腎には『精』という生命力の源が蓄えられていて、生殖機能、免疫機能、造血機能なのが備わっていると考えられています。
これが消耗すると病気になりやすくなると考えます。
新型コロナウイルスも感染した方の多くが年配の方ですし、重病化しやすいのも年配の方が多いのは当然基礎疾患を持っている方が多いこともありますが、中医学的には老化によりこの腎の力が低下すると病気になりやすなると考えます。
そんな時は腎を補う『補腎薬』というものがよく使われます。
☆よく使われる漢方薬
杞菊地黄丸 参茸補血丸 六味丸 など
(症状やタイプにより異なります。詳しくは専門家に相談を)
・肺の弱いタイプ
最後は『肺』の弱いタイプです。新型コロナウイルスや普通の肺炎も呼吸器に症状がでるので、『肺』と聞けば何となくイメージが湧きやすいかもしれませんね。
肺はさきほどご紹介した『気』と非常に繋がりが深い場所で、中医学の肺は呼吸器だけでなくカラダの表面の皮膚、空気の入口である鼻などとも繋がりがあると中医学では考えられており、ある意味、ウイルス感染の最前線とも言える場所です。
冷たい空気を吸いすぎない、空気やカラダを乾燥させすぎない工夫、食事では色が白い食べ物を上手に使って潤いをカラダに入れるようにしてあげましょう。
普段から風邪を引きやすい、慢性的な鼻炎がある、皮膚トラブルが出やすいような方は肺の弱りのサインが日頃からあるかもしれないので注意しましょう。
☆よく使われる漢方薬
麦門冬湯 養陰清肺湯 麦味地黄丸 八仙丸 など
(症状やタイプにより異なります。詳しくは専門家に相談を)
万が一感染をしてしまったら受診することがもちろんですが、うがい、手洗い、マスクの外からできる予防と一緒に日頃からカラダの不調を調えて感染症に強い体をしっかり作ることが大切です。
今回は実際の漢方処方もご紹介しましたが、あくまで参考にしていただき実際に購入したりして服用する際は漢方の専門家に相談してから、ご自分の弱い場所のサポートに最適な物を服用しましょうね。
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