毛細血管が消える！？ゴースト血管対策とは？？【山梨　漢方　さわたや】

2019年11月11日公開 / 2021年3月2日更新

コラムカテゴリ：美容・健康

コラムキーワード：冷え性対策

テレビでも放映されて話題になっている『ゴースト血管』ご存知ですか？

ゴースト血管とは？

ゴースト血管とは毛細血管が気づかないうちに細くなり、血流が途絶えてしまうこと。幽霊のように消えてしまう現象のことを言います。

ゴースト血管は直接痛みなどの症状が起こることはあまりありませんが、様々な病気の原因となります。

・肝機能障害
・腎機能低下
・骨粗しょう症
・冷え性
・しわ、たるみ
・認知症
・薄毛

など本当にいろいろな症状の原因となります。その理由は毛細血管がどんな血管なのかをしれば納得が行くと思います。

毛細血管でどんな血管？

私達人間の体には全身に血管が張り巡らされています。
その血管の99％が『毛細血管』

人間の美容と健康は毛細血管の血流の良し悪しと言っても過言ではありません。

・慢性疲労
・ストレス
・過剰な飲食
・老化
・季節の変わり目
・治療薬の飲み過ぎ

など様々な原因で体に張り巡らされている毛細血管の血流が悪くなることで体の新陳代謝が低下します。

また毛細血管は37兆個と言われる体の細胞に必要な『酸素＆栄養』を届けるだけでなく二酸化炭素と老廃物を回収する働きもあるので毛細血管の血流の悪化は体がゴミだらけになる原因にも繋がります。

そんな毛細血管の流れを何より悪くするものがあります。
それは・・・・

ずばり『ストレス』です。

ストレスで自律神経の一つである交感神経（頑張る神経）が優位になりすぎると血管が緊張してしまって（手のひらで言うとずっとグーを作っているような、握りこぶしで力んでいるような状態）になってしまい血管が収縮して流れが悪くなってしまいます。

このストレスですが、対人関係だけでなく、実は病気や怪我、寒さ、暑さ、寒暖差なども人間にとってはストレス（体の負荷）になるので、あらゆる意味でのストレス対策がとっても大切なのです。

ご自分の生活環境を見つめて少しでもストレスを軽減させたり、ストレスがある方はストレス疲れを溜め込まない様に、生活にあった養生を行いましょう。

漢方的養生としては香りのよい食べ物（柑橘類、しそ、など）で気の巡りを良くすると良いでしょう。また冷えると血管も緊張するので体を温める食材、牛肉、エビ、生姜、パセリ、ニラなどを上手に使いましょう。

温めのお風呂にゆっくり入ることもおすすめです。

ゴースト化した血管は戻らない？？

ゴースト化した血管はもとに戻らないのでしょか？

実は毛細血管は再生能力がすごくあるんです！

その再生能力がしっかり働くために必要なことがあります。

それは・・・・

ずばり『睡眠』です。

寝ることは何よりも毛細血管の修復に良いのです。

就寝後2〜3時間後から分泌が増える成長ホルモンは別名『毛細血管修復ホルモン』と言われて傷ついた毛細血管を修復してくれるのです。

そのためには1日の睡眠時間が3〜4時間というような状況ではたくさん出ることには朝になってしまいます。
できるだけ12時前には就寝して、1日7〜8時間ぐらいはぐっすり寝て、スッキリ起きれる体調管理をしておきましょう。

また、睡眠は寝れば良い、というものではありません。夜勤などある方は仕方ありませんが、朝方3時、4時に寝て昼間で寝ているというような体内時計に逆らった睡眠は疲れが取れません。

しっかりと寝るべき時間に睡眠をとり、食事、運動、睡眠で、毛細血管のゴースト化を防ぎましょう！

現状の毛細血管がどんな様子か知りたい方は僕のお店にて『毛細血管観察会』を定期的に開催しておりますので、下記よりご確認、お申し込みください。

毛細血管観察会などイベント情報はこちらから