梅雨時はカラダの中も『ジメジメ』カラダの湿気対策〜水毒に注意!〜【山梨 漢方 さわたや薬局】
☆天候と健康の関係とは?☆
『6月』『梅雨』この言葉を聞いて晴れやかな気分になる方は少ないと思います・・・ジメジメして洗濯物は乾かないし、雨が多いと外で遊ぶ機会も減るし、気分もすぐれないですよね。最近ではテレビなど
でも梅雨時独特の体調不良を『梅雨ダル』なんて呼んで注意を呼びかけています。
話題の梅雨ダル?ポイントは天気で変わる自律神経
今回はそんな梅雨時の健康法『梅雨ダル対策!カラダの中もジメジメ?梅雨の健康法』をご紹介したいと思います。
天気が悪いと体調が悪い、気分がすぐれない、カラダが重だるい、という方が多いと思います。気象病、お天気病などとも入れていますが、実は気候変化で体調を崩す方は少なくありません。
☆気象病・お天気病にはどんな種類があるのでしょうか?☆
・リウマチ、頭痛から脳出血まで〜
代表的なものとして
古傷のいたみ 頭痛 関節リウマチ・神経痛・狭心症・血栓
尿路結石・気管支喘息・心筋梗塞・脳出血
風邪・胆石・急性虫垂炎 などをあげることができます。
お天気で体調が変わる原因は様々な説がありますが、一般的には3つの原因が考えられます。
天候で体調が変わる3つの原因
①【気圧変化】
第一は前線や低気圧の接近による気圧の急激な低下です。気圧が下がることによって体内にヒスタミン、またはヒスタミン様物質と言う物ができて、体内の水分がたまってしまい、筋肉の収縮や血行不良、炎症反応が増えるため、様々な気象病が誘発されるという説です。
また、低気圧のときは雨雲を作るため、上昇気流となり、酸素濃度が低下すると言われており、プチ酸欠も不調の原因の一つでは?という説もあります。
②【自律神経の変化】
第二は気象変化が自律神経に影響をあたえるということです。
激しい気温の変化や天候の変化は、『カラダを頑張らせる交感神経』『カラダを休ませる副交感神経』この両神経が過敏になることで自律神経のバランスが崩れ、頭痛などの様々な痛み、不眠や不安、イライラなどのメンタル症状など様々な不調が起こるという説です。
また、高気圧のときは交感神経が優位になり(晴れているときは動物がエサ取り行動を起こすため)、曇りや雨のときなどの低気圧のときは副交感神経が優位になり(天候不順のときは代謝を抑えて天候が落ち着くのを待つという行動)ますが、これが激しく入れ替わったり、不順になると自律神経の乱れが起きて様々な不調の原因となると考えられています。
③【ストレス】
第三は、体や心が急激な気象変化をストレスと受け取ってしまうことによるものです。気象の変化をカラダが大きなストレスと捉えてしまうことで、下垂体前葉、副腎皮質系が活性化されるために起こるとする説があります。『暑い』や『寒い』ということは最も原始的且つ、もっとも動物にとってはシンプルなストレスなので、体調を崩す大きな要因の一つと言えるでしょう。
次回は梅雨時のように湿気が多い時期に体調を崩すもう一つの原因『水毒』についてお伝えします。
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