コラム
温泉の素晴らしい働き〜その1・温熱作用【山梨 漢方
2017年4月5日 公開 / 2021年3月2日更新
春におすすめの健康法として温泉と入浴についてお届けしています。
今回からは『なぜ温泉、お風呂に入ると健康に役立つか?』具体的なお風呂の働きを見ていきましょう。
☆お風呂の力!その1・カラダを温める『温熱作用』による血流改
〜血流改善=
温熱作用とは文字通りカラダを温めて血流を良くする作用です。カラダに血液が隅々と行き渡り、老廃物が洗い流されます。温泉だとより強い。外から温められることにより血管が拡張して血流が良くなります。
〜老廃物の排泄〜
血流が良くなるということは人間の基本的機能が良くなる、ということです。酸素と栄養をカラダの隅々までとどけて、老廃物を排泄する。これを血流がやってくれているのです。
〜カラダの機能向上〜
血流が悪くなると人間の機能は低下していきます。例えば、寝たきり方に起こる床ずれですが、あれはカラダを動かせないことによって、血流が悪くなって組織が死んでいくという症状です。
〜柔軟性の改善〜
そして、温熱作用には痛みを軽減したいり、カラダの柔軟性を高めたりする効果もあります。入浴により関節が楽になるのは、筋肉が柔らかくなるなることと、人間はタンパク質でできているので、温まるとその柔軟性が高まるからだと言われています。
春にオススメと言った一つの理由はこの温熱作用による冷え性改善と次に紹介する自律神経への影響があるからです。
☆温熱作用の『自律神経』への影響!注意したい『温度の使い分け
・お風呂にはカラダを温める作用がありますが、基本的にはぬるめの湯(体温に近いお湯)は刺激が少なくてカラダをリラックス状態にしてくれます。逆に熱めの湯はカラダへの刺激となりシャキッとさせてくれます。状況に応じて使い分けをすると良いでしょう。
休みたい・これから眠りにつくなど・・・38℃〜40℃の温めのお湯
シャキッとしたいとき・・・42℃以上の熱いお湯
※注意!・・・お年寄りや健康状態の悪い方はカラダの負担が大きくなる42℃以上のお湯や水風呂はおすすめできませんのでご注意ください。
入浴は体調や体質に合わせて安全に行いましょう。
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