秋の健康と自律神経のお手入れ方法【山梨　漢方　沢田屋薬局】

2013年10月1日公開 / 2021年3月2日更新

テーマ：自律神経　漢方

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：呼吸法自律神経

自分でできる『自律神経のお手入れ』

自分でできる自律神経のお手入れ方法をご紹介しております。

その前に、「自律神経」これはいったいどんな働きをする神経なんでしょう？僕はよくご相談の皆さんに「自分の意志では動かすことができないところを動かす神経」なんていう風にご紹介をしています。

ちょっと語弊があるかもしれませんが、胃腸を動かしたり、血圧を上げたり、心拍を上げたりすることは自分の意志ではできませんよね。いわゆる自律神経失調症と言われている症状はこのバランスが崩れてしまうことが原因でカラダの働きもバランスを崩してしまう症状だと僕は考えております。

このバランスが崩れてしまう原因は様々な原因があると思います。

ストレス

乱れた生活のリズム

睡眠不足

など、多くの原因が考えられます。その原因を考えて整えることがほんとうの意味で体のバランスを取ることだと僕は考えています。

当然、つらい症状に対してはお薬が必要な場合もあるでしょう。お薬でカラダを支えてもらっている間にしっかりと原因を治すこともしておきたいですよね。

今日オススメする自律神経のバランスを整える方法は・・・・『入浴』です。

入浴・・・・お風呂に入ることです(*^^*)

自律神経のセルフケア〜入浴〜

多くの方が、心配や不安・疲労などで「頑張る神経」交感神経が高ぶってしまい体調を崩すことが多く見られます。そこで副交感神経を刺激してあげると上手くバランスが取れることがあります。

その一つが入浴です。

交感神経が高ぶるとカラダは冷えてしまいます。その冷えをぬるめのお風呂でゆっっくりと温めてあげると血行が促進されて副交感神経の刺激になるのです。暑いお風呂に「サッと」入るのはNGです。
38℃～40℃くらいのぬるま湯にゆっくりと入るところを想像してください・・・・
身も心もほぐれそうですよね～

しかし、精神的に圧迫されているときはそんな心の余裕がなかなか取れません。そんな時こそ周りから「ちょっと一休み」の言葉をかけてあげてゆっくりお風呂に入るような話をしてあげるといいかもしれませんね。

温泉入浴指導員でもある私は、漢方相談の方へも健康状態を見ながらですが、積極的に微温浴を薦めております。『財団法人日本健康開発財団』発行の温泉入浴指導員テキストにも、42℃ぐらいの高温入浴で交感神経が刺激され、38℃〜40℃ぐらいの微温浴で副交感神経を刺激すると記載されております。

私も温泉入浴指導員の講習会で、まず自律神経と入浴の話を講師である大学の先生がされてびっくりしました。

みなさんもぜひお試しください。

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