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コラム
エンジニアの休職が多い理由や問題点
2018年6月22日
割り振られた仕事が明確だからこそ負担も責任も大きくなる
エンジニアの仕事は、パソコンに向かって一つ一つの作業を確実に積み上げていきます。
働いている人の多くは、エンジニアの仕事に達成感ややりがいを感じていますが、その反面昼夜、休日に関係なく仕事に励み、ノルマを達成しなければならないという重圧を抱えています。
また、自分の抱えている仕事は自分で終えなければ、誰かに負荷がかかってしまうので、納期に間に合わない場合などは徹夜で仕事に取り組まなければならないということもあるようです。
残業の改善や有給休暇の取得率向上など、職場環境改善に向けた動きはありますが、エンジニア一人一人に与えられる業務が大きく減らされるわけではありません。
事業者も業績を維持向上させるためには、これまで通りかこれまで以上にエンジニアに働いてもらう必要があります。
そういった状況が変わらなければ、残業を減らそうとしても、有休をとろうとしても結局自分や他人にしわ寄せがきてしまいます。
エンジニアが達成感ややりがいが感じられないとストレス負担は倍増する
エンジニアに休職が多い理由の一つは長時間残業や過度の負担からですが、もう一つ重要な問題があります。
エンジニアの場合、仕事内容とゴールが明確なので、結果が見えやすく達成感が得られやすいというメリットもあります。
その成功体験や実績、達成感をプラスに働かせる職場環境があれば、ストレスによってメンタル不調に陥るリスクは減少します。
例えば、エンジニアとして優秀なために、その他のエンジニアより多くの仕事をこなしたとします。
しかし、その仕事ぶりを上司や会社が正当に評価していない場合や本人が正当に評価されていないと感じる場合であると達成感ややりがいが半減してしまうのです。
エンジニアへの評価は待遇面だけではありません
エンジニアは結果が見えやすいだけに、結果に対する評価に意識的に、あるいは無意識的に心身の状態が左右されやすくなってしまいます。
ここでの評価とは決して待遇面に限ったものではありません。
達成された仕事に対して、ねぎらいの言葉をかけたり、あるいは大変な仕事を成し遂げたことに対する理解ある態度で接したりすることでも良いのです。
上司や会社との関係が良いエンジニアが精神的に追い詰められるリスクは非常に低くなりますので、職場内の人間関係に問題がある場合は上司と部下、同僚同士でのコミュニケーションの機会を設けることも効果があるでしょう。
休職は従業者にも会社にもデメリットが多いものですので、職場環境を改善して予防することが重要なことだと言えます。
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