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コラム
IT企業とエンジニアに多いメンタルヘルス問題
2018年6月21日
IT企業で働くエンジニアには長時間の残業が珍しくない
IT企業に勤めるシステムエンジニアが精神的に負担を強いられ、うつ病になる事例が多発しているといわれていますが、原因やどういった改善が必要なのか検証が急がれています。
まず、実際にIT業界の離職率の高さや、平均勤続年数の低さからわかるように、実際の業務量や職場環境などが十分である職場が業界全体で少ないということが推測できます。
特に、システム開発などは短期間に非常に多くの残業を強いられ、激務にさらされることが多く、うつ病になる可能性が高くなっている状況です。
そして、うつ病で休業や離職していった従業員の補てんをするために、さらなる激務にさらされてしまうという悪循環に陥っている企業も少なくありません。
適度に良好なコミュニケーションが無いとストレスの緩和効果が低くなる
長時間の残業や、肉体的激務は他の業種でも少なくありません。
しかし、システムエンジニアのうつ病が非常に多い印象を受けるのは、IT企業独特の特徴が原因の一つと言えます。
まず、IT企業の中でもシステムエンジニアの業務は、基本的にはパソコンと向き合って業務する時間が非常に長くなります。
個人差はありますが、他者とのコミュニケーションが極端に少ない環境だと、ストレスに対して場合に精神的負担が大きくなる場合があります。
他者とのコミュニケーションの中で、上司や同僚、家族の声掛けでストレス負担が随分解消されると言われています。
逆に、上司や同僚との折り合いが悪い場合はストレス負担が上昇してしまいます。
適度に良好な関係を築き、お互い負担を取り除くようなコミュニケーションがとれる職場環境を目指す必要があります。
メンタルヘルス問題の要因は早期に解決することで悪循環が避けら
コミュニケーションが少ない環境で、個人の頑張りが他者から評価されにくい環境だとストレスによるメンタルヘルス問題は多くなってしまいます。
そういった理由ではIT業界は非常にメンタルヘルス的には問題を抱えた環境にあると推測されます。
また、短期間に長時間残業という激務にさらされた場合には、業務の達成時期にバーンアウトからのメンタル不全を引き起こすリスクも高まります。
うつ病のリスクを認識し、本人がセルフメンタルヘルスに取り組む機会を作ることや、職場内の風通しを良くしコミュニケーションが増える環境づくりを目指すことでストレス要因を減らすことができます。
何より過重労働の改善は目に見える改善策の一つですので、メンタルヘルス問題を抱える事業者は率先して業務改善や組織改善に取り組むことが求められます。
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