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浅賀桃子

働く人のメンタルヘルスを支えるカウンセラー

浅賀桃子(あさかももこ)

ベリテワークス株式会社

コラム

「現代型うつ」「新型うつ」の基礎知識 症状や診断など

2018年6月15日

うつ病の基本的知識

うつ病とは、現代においても発症メカニズムが十分に解明されていない、非常に難解な精神疾患です。
典型的なうつ病の症状としては、気分が沈んだ状態になり、憂鬱、失望、倦怠感、悲壮感などにより思い悩んだ状態が継続的に続く状態です。
また、個人差はあるものの、その症状は午前中にひどくあらわれ、午後から夕方にかけて改善することが多くなる「日内変動」を伴います。
こうした心身状態では何事も興味がわかず、引きこもりがちになったり、対人コミュニケーションがとりにくくなったりと様々な弊害が出てきます。
また、食欲の低下により体重が大きく減少したり、睡眠障害を伴ったりすることもあります。
ひどい状態になると自殺に至ってしまうこともありますので、専門家医の診察や家族、周辺のかかわりが非常に重要です。

「現代型うつ」「新型うつ」とは

「現代型うつ」や「新型うつ」は近年上昇中のうつ病ですが、根本的にはうつ病と同一視されるものではなく、むしろ典型的なうつ病と区別するために使われるようになった総称だと言われているようです。
そもそも「現代型うつ」も「新型うつ」も正式な医学病名ではないのですが、古くから「ディスチミア親和型」「逃避型うつ病」「アパシー」「退却神経症」「パーソナリティ障害(境界性、自己愛性など)」「甘え、怠け、わがまま、自己中心的な性格の問題」などと様々な見方をされる症状のようです。(厚生労働省 こころの耳 参照)
「うつ」と呼ばれていますが、根本的にうつ病とは違うということの理解が必要です。

「現代型うつ」「新型うつ」の症状や診断

「現代型うつ」「新型うつ」の代表的な症状は、①気分の反応性、②食欲の増加、体重の増加、③過眠、④鉛様の麻痺、⑤拒絶過敏性などを特徴とします。
全体的には、うつ病の症状とは大きく異なる点が多く見分けるのはさほど難しくはありません。
特に、うつ症状のように気分が沈み、憂鬱、失望、悲壮感などはあまり目立たず、どちらかというと倦怠感や虚脱感、疲れやすさなどが前面に出ます。
また、仕事に対して極端に意欲が低下し、会社を休みがちになることもあります。
その一方で、週末や休日は非常に活動意欲が高くなり活発に過ごすのも特徴的です。
こういった症状で受診する人は非常に増えているようですが、症状が多岐に渡るため診断は容易ではなく、治療法の選択についても明確に定まったものがあるわけではないようです。
そのため、家族や周りの人の協力が解決に向けて不可欠だと言えそうです。

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