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西山道子

語学堪能なマルチリンガルの留学カウンセラー

西山道子(にしやまみちこ) / 留学カウンセラー

株式会社Student First

コラム

マルチリンガルになるためには

2019年9月6日

テーマ:語学の勉強方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

私は、日本語が母国語で、英語、スペイン語、ドイツ語を習得しました。

まず最初に言っておきたいのは、ヨーロッパ言語はとても似ているので、一つ勉強すると、二つ目の言語は習得しやすいことです。
これで中国語や韓国語を始めるとなると、またかなり違ってきますが、私の場合ヨーロッパ言語を立て続けに勉強したので、勉強がしやすかったです。

マルチリンガルになるために必要なのは、ズバリ「慣れ」です。

最初は、英語から始めましたが、英語の合間にスペイン語を勉強すると、英語を忘れ、英語に集中するとスペイン語はわからなくなる、という現象が起こりました。
とても簡単な単語さえ出てこなくなってしまいました・・・。

そこで悩んだ私は、一回どれかの言語に集中しました。

まずは、アメリカに留学し、英語のみに集中し、勉強していました。

 
 


その後、スペインに留学した時には、今度は英語を使わずスペイン語だけを使いました。

すると、スペイン語の単語が英語に似ていることに気づき、スペイン語を調べるのと同時に、英語では何て言うんだろう、
と考えるようになり、一気に語彙力が伸びました!!
そこで、英・西辞典を買い、両方の勉強をするようになりました。

それでも、スペイン語を話しているときに、突然英語に切り替えようとすると、なかなか単語がうまく出てこなかったのです。特にヨーロッパは、色々な国籍の方がいて、色々なヨーロッパ言語が行き交っていますので、最初はとても混乱しました。





そして、その後、ドイツに渡り、ドイツ語を習得しました。
ドイツでは、スペイン語圏の学生も多く、またアメリカ人と接する機会も増えたので、クラスや授業後は、その友達の言語に合わせて、話すようになりました。
もちろん、アメリカ人の友達と英語で話した後に、急にドイツ語、となるとまた混乱し、すぐに言葉が出てこないことは多くありました。

ただ、そのような毎日を過ごしているうちに、いつしか、「言語のスイッチ」を切り替えられるようになりました。

ここで、「使い慣れなんだ」と気づきました。

今では、読み書き、会話ともにすぐにスイッチを切り替えることが出来るようになりました。

留学している方が良く体験するのですが、留学中はその国の言語ばかり話しているので、久しぶりに日本の友達と電話をしたら、日本語の単語がすぐに出てこなくなります。

それととても似ていて、やはり使っていないと、すぐに出てこなくなります。

そこで、毎日多言語を使える環境に自分の身を置くことにより、トレーニングができるのです。

このトレーニングは、日本ではできなかったですし、多文化・多言語が入り混じっているヨーロッパやアメリカだからこそ、体験できたのだと思います。
その後は、語学力を武器にし、海外でも日本でも就職に困ることは一切なかったです。
今では、色々な意味で留学をしてよかったな、と思っています。

語学の習得に大事なのは、「環境」と「使い慣れ」だと思います。

さらに、語学力を武器にするために忘れてはならないのは、習得した言語は必ず世界で認定されている言語能力試験を受けておくことです。

自分の経験や実力を第三者に証明できるということはとても大切なことです。

試験対策や語学の習得方法に関しては、また別途コラムを書かせて頂きます。


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