コラム
日本人の発音の弱点とトレーニング方法
2021年7月19日 公開 / 2021年7月20日更新
発音て難しい!!
まずは・・幼少の頃のアメリカの生活で面白かった気づき・・・
コネチカット→カナダカットって何?
コストコ→完全にカスコに聞こえる!
Can I have more butter?→ヲーターがきちゃったよ!笑
お肉の焼き方を聞かれて・・・レアが通じない!
マクドナルド→完全にマクダーノに聞こえる
リチャード→ウィッチャー・・実際そう呼んでいた
マイケルくん→マイコー
Woman→絶対ウーマンじゃないよ!ヲメンだよ!
(小学生で日本に帰国したときに、香水のサムライウーマンをサムライウオマンと言ってしまって恥をかきました・・・帰国したときは、英語を日本語のカタカナ読みに直すのが本当に大変でした。これ、帰国子女や日本語を勉強している外国人は共感できると思うな・・・)
さて、本題に入ります!!
<日本人の発音の弱点について>
①「R」と「L」の区別がつかず、発音にもライティングにも支障がでる
②「th」と「S」の区別や発音が苦手
③ 子音+母音(U)が苦手
①は、留学中は良く突っ込まれました。
私が初めて、自分の弱点に気づいたのはスペイン留学中でした。
寮の友達と会話をしているときに「Pajaro(パハロ)」の発音にみんな笑ったのです。
私は何がおかしいのか、訳が分からず。。。
友達は私の発音を面白おかしく真似しているのです。。。
追及していると、私が「Pajalo」と発音しているのだというのです・・・
そう、日本人は「R」と「L」の違いが判らないのです。
その後も、多くの場面で「R」と「L」の間違えを指摘されるようになりました。
ヨーロッパ言語では必ず区別されるこの違い。
例えば、「Problem」や「Cultural」「Rice」「Progress」「Necessary」「Girl」とか、RとLを使う単語って多いですよね。
この区別がつかず何度スペルミスや発音ミスをしているだろうか・・・
こっちからしてみれば、この場面でこの言葉をつかっているんだから、想像つくでしょ?わかってよ!って思うこともありましたが、欧米人にとってはLとRは全く別物なのです。
それを理解するのに大変時間がかかりました。
私は、この弱点をどう克服したかと言いますと・・・
ひたすら、RとLの違いを大げさに口にしました。
1人でぶつぶつ言っていました。
英語よりスペイン語の方がもっと違いが難しいです。
なので、「Pelo(髪の毛)」「Pero(しかし)」「Perro(犬)」と繰り返しトレーニングをしました。
分からなくなったときは、すぐに辞書で調べていました。
②のthの発音も日本語にはないので、非常に難しいです。
「Three」「Thank you 」「Theory」「theoretically・・もっとむずい!」など日本人が普通に発音しようとすると、「S」で発音しがちです。
これも、英語圏の人からすると違和感があります。
私がカリブ海のバハマやジャマイカに行ったときに、現地の人たちは「Three」を完全に「Tree(木)」と発音していました。英語圏の人たちからすれば、「S」よりむしろ「T」に近いのだとわかりました。
それから今、私は実験をしているところです。
私には1歳と4歳の子供がいるのですが、4歳の子には、3を「Tree」と教えています。
「スリー」と覚えがちなのでそれを回避するためです。
「Thank you 」ですらも「テンキュー」と教えています。
これは、将来「S」と「TH」を区別できるようにするためです。
ちなみに、「Pelo(髪の毛)」「Pero(しかし)」「Perro(犬)」の発音練習もしています。笑
今後どうなっていくのか、楽しみです♪
③子音+母音(U)ですが、日本人は、余計な所に「U」を入れてしまったり、逆に発音すべき「U」を無視してつなげてしまったりしまいます。
思い出すのは、ドイツのプレゼン中にちょっと面白い子が「ぶらぶらぶら~」と言ったらクラスのみんなが失笑してしまいました・・・私は一体何が起きたのかと思いましたが、彼女は欧米人が良く使う「 blablabla」と言いたかったのです。それを、「buraburabura」と言ったがために、みんな何言っているのかわからなくて凍り付いてしまったのです。笑
後は、良く英語が上手なのに惜しいな~と思うのが話しているときに語尾に「U」をつけてしまうことです。
「ディスu イズuー えーと」とか「ビコーズuねー」とか ちょっと「U」を我慢して切り上げたらもっと上手く聞こえるのにな~と思っていました・・・
私もなるべく語尾は伸ばさないように気を付けています。(日本語を話すときはめっちゃ伸びていますが・・・)
逆に「U」を強調したら上手に聞こえる単語もあります。(スペイン語やドイツ語の場合)
「Buenas tardes」のブエナスがよく「ベナス」に聞こえてしまうことがあります。「U」を強調することでネイティブの発音に近くなると思っています。
以上発音のことでした。
発音はとにかく「まずは違いに気づくこと」そして気づいたら「トレーニング」が大事です。
トレーニングは大げさに口を動かしてやってみましょう♪
関連するコラム
- オンラインドイツ語講座開催!! 2022-06-21
- 語学の学習法(会話・テスト対策・留学対策など) 2021-07-14
- オンライン留学の勧め 2020-06-13
- オンラインドイツ語講座 生徒募集中! 2022-08-03
- オンライン語学留学 英語&ドイツ語 2020-06-10