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尾前美幸

契約者に寄り添う損害調査コンサルタント

尾前美幸(おまえみゆき) / 損害調査コンサルタント

尾前損害調査オフィス株式会社

コラム

火災保険の補償って、どうすればいいの?

2022年2月14日

テーマ:損害保険の知識

コラムカテゴリ:お金・保険

みなさん、こんにちは。
いつも私のコラムを読んでいただき、誠にありがとうございます。

今回はお客様からよく出る質問で、「火災保険の補償って、どうすればいいの?」という質問にお答えできればと思っています。

自然災害の補償は必ず入りましょう!

台風・雪・雹は全国どこにでも起こりうる自然災害です。
必ず補償に入ってください。

この補償は免責(自己負担)の金額が設定されていたりしますので、加入されるときはよく確認してくださいね。
フランチャイズ方式といって20万円以上の損害が出ないと全く保険金が下りないというプランや免責方式といって1万円は自己負担がありますよという契約方式があります。

フランチャイズ方式(20万円以上)の場合は199,999円までの損害は一円も保険金は下りません。ただ20万円になると20万円がまるまる下ります。
たった1円の差がとんでもない差となります。

免責方式の場合は例えば1万円の免責が設定されていたとすれば、上記と同じ199,999円の損害があったら199,999円マイナス1万円で198,999円が支払われます。

ややこしいのですが、支払いルールに違いがありますのでよく確認してくださいね。

水災はハザードマップを確認しましょう

水災は近くに河川の氾濫や土砂崩れが心配なエリアは絶対に入りましょう。
2〜3年ほど前に首都圏でも駅前のタワーマンションが水災で大変なことになりましたね。また熱海などでも土砂災害があり、大きな被害が出ました。

地震保険はできる限り加入しましょう

地震保険に関しては、できる限り加入をお勧めします。

昨年も全国で震度4以上の地震がたくさん発生しました。
地震保険は地震による建物の損害(倒れなくてもヒビが入るくらいでも保険金請求ができます)のほか、津波や、噴火による損害も補償されます。

地震保険に加入すれば保険料が高くなりますので加入されていない方もいらっしゃるのですが、地震で火事になってしまい建物が燃えても地震保険に加入されていないと保険金は下りません。火災保険では地震による被害は見れないのです。

また、建物だけではなく「家財」も地震保険の加入をしておいた方が良いと思います。
特にマンションなどにお住まいのかたはマンションが地震で崩れることはないと考え、地震保険に入らない方がいらっしゃいますが、建物は大丈夫でも部屋の中にある家財が地震で揺れたことによって被害が出る場合が多いのです。

加入されていない方は、途中からでも加入できますので早めに加入なさってください。

【その他不測かつ突発的事故】という補償

聞き慣れない方も多いかと思いますが、【その他不測かつ突発的事故】あるいは【破損・汚損】という補償内容があります。【オールリスク】なんていう呼び方もあります。

例えば「部屋の模様替えをしていていて家具を移動し、うっかり壁に穴を開けてしまった」「うっかり物を床に落としてフローリングに穴が開いた」などなど、日常的に起こりうるリスクに対して【オールリスク】と言われている通り、かなり幅広く補償しています。

火災や台風、地震よりも日常的なことで起こるリスクの方が圧倒的に多く、補償内容に付けておくと大変役に立ちます。

これについては以前のコラムにも書きましたの参考になさってください。
コラム「うっかり壁に開けてしまった!」場合の補償

ポイントを簡単に説明致しましたが、それでもなかなかご自身が現在加入されている火災保険は大丈夫だろうかと不安な方も多いかと思います。
保険金申請をしたときに「あの補償に入っておけばよかった」と後悔されないためにもしっかり見直しをしてください。

弊社にもたくさんご質問をいただきます。
お気軽にお問合せください。

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