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尾前美幸

契約者に寄り添う損害調査コンサルタント

尾前美幸(おまえみゆき) / 損害調査コンサルタント

尾前損害調査オフィス株式会社

コラム

今年の年末、値上がり前に地震保険に加入しましょう!

2020年11月13日 公開 / 2021年2月24日更新

テーマ:損害保険の知識

コラムカテゴリ:お金・保険

いつも弊社のコラムに目を通して頂きありがとうございます!
今年も残り2ヶ月を切りそろそろ年末の準備を考える方達もいるのではないかと思いますが
2021年を迎える前に今回は地震保険(火災保険も)を見直すきっかけを作れればと思いまして皆さんにお伝えさせて頂きます。
 

今このタイミングで地震保険を検討した方が良いいの?

まずなぜこのタイミングなのかと言いますと、これまでのコラムでもお伝えさせて頂きましたが1番の理由は2021年1月に予定されている火災保険及び地震保険料の値上がりです!
何度かお伝えしましたが火災保険及び地震保険は自動車保険と違い保険申請をして保険金を受け取っても翌年の保険料が値上がることはありません。
しかし、火災保険及び地震保険は保険料の値上がりが行われた場合、契約更新時や新規保険契約時に保険料が値上がります。
この年末が火災保険及び地震保険を見直すタイミングだと言う事です!
 
本題に戻りますが火災保険には皆さん加入されているかと思いますが地震保険は火災保険とセットで加入する任意の保険であることや地震保険料が高いため加入していていない方がまだまだ多くいます。
日本で近年毎年の様に発生する自然災害は台風・豪雨そして地震です。火災保険の補償対象で説明しますと台風は主に暴風雨による風災または水災。豪雨は水災。この2つは火災保険での補償範囲になりますが、地震による震災被害は地震保険に加入している方にしか補償されません。
世界でも地震大国である日本で地震保険に加入されていない方が多いという事が現状です。
弊社のお客様からも「地震保険って入った方がいいの?」と言う質問を多く頂きます。ではなぜその様な質問が多いのでしょうか?
 
 

地震保険申請のポイント

地震保険に加入されていない方は保険料が高いとの事で加入を見送る方が多くいるのと同時に地震によって建物が倒れない限り地震保険は申請出来ないと思っている方が多くいます。
地震保険は建物が倒れていない場合でも保険金の申請が出来ます。
ポイントは地震によって建物の主要構造部(柱・梁・外壁・屋根・基礎など)にどのくらいの損害が生じたのかを査定します。
まずご自身で確認できる範囲の基礎や外壁にヒビが入っていないか確認してみて下さい。その際にヒビが入っている場所と写真を記録として残しておく事もオススメです。
理由は、撮影時のヒビの本数を把握する事で、次の地震によってヒビの本数増えた場合に【過去の地震被害】と【直近の地震被害】を明確にすることが出来るためです。
これから地震保険に加入する方は、地震保険加入時の主要構造部の状態を写真で記録しておくと地震保険を申請する際に役に立つかと思います。
 

地震があったら何度でも地震保険の申請が出来る?

地震保険も火災保険と同様に何度でも保険金申請する事は出来ます。
保険金申請する上で重要なのは
「事故日はいつで」
「突発的に発生した被害」
であることです。
先程もお伝えした通り地震保険の申請にあたってのポイントは上記に記載の通り【過去の地震被害】を把握する事で【直近の地震被害】との比較により事故日と突発的に発生した被害だという事が明確になるのです。(もちろん地震保険の査定は主要構造部に被害がどのくらい生じたかを調べるため1本や2本のヒビでは難しいです。)
 
 

どれぐらいの規模の地震で保険金申請は出来る?

厳密な基準があるわけではありませんが、目安として地震保険を申請出来るのは主に「震度4以上」の地震の揺れを経験した時がポイントになります。
震度3以下の地震ぐらいでは主要構造部に被害が生じる事は考えにくいためです。
震度4以上の地震を経験された場合は主要構造部を小まめ確認してみると良いと思います。
もし、震度4以上の地震が発生していなくて外壁などにヒビが生じていた場合は強風など他の自然災害によるものの可能性もあるので気にしてみて下さい。
 
 近年毎年の様に大きな自然災害で被害に遭われる方が多くいます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災による震災被害によって改めて地震への対策が必要だと当時感じた方も多くいたかと思います。東日本大震災を経験し地震保険に加入された方が非常に多かったのも事実です。
しかし東日本大震災以降、日本では毎年の様に大きな地震が発生する事が増え地震に対する恐怖心が希薄になりつつある今だからこそ今回は地震保険を見直すきっかけが出来ればと思い書かせて頂きました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
 
最後まで読んで頂いた方々に余談としてですが、早いことに来年で東日本大震災から10年が経ちます。
当時地震保険に加入していた方で地震保険の申請をされていない方もまだまだ多くいるかと思いますが、震災から10年が経過するという事もあり、そろそろ東日本大震災による保険金申請を受付けてくれなくなる可能性もあります。申請がまだの方はお早めに!
もちろん地震保険や東日本大震災の保険金申請について分らないことがありましたらお気軽にお問い合わせください!
今回のコラムを読んで頂き地震保険の重要性や申請について気になって頂けたら幸いです。

この記事を書いたプロ

尾前美幸

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