「うっかり壁に穴を開けてしまった！」場合の補償

2019年11月20日公開 / 2021年2月24日更新

テーマ：火災保険で申請できること

コラムカテゴリ：お金・保険

火災保険の補償内容で「不測かつ突発的な事故」という補償内容があります。保険会社では、「オールリスク」と言います。
しかし多くの皆さんは、恐らくこの不測かつ突発的な事故による補償の事をよくご存じないかと思います。
火災保険を契約する際、基本補償及び水災、風災、地震については質問されることもあるかも知れませんが、不測かつ突発的な事故についてはよく分からないが故に、質問をしたことのある方は逆に少ないかと思います。

不測かつ突発的な事故！(破損汚損など)とは？

さて、この不測かつ突発的な事故とは一体何なのかを説明します。
オールリスクと呼ばれているのには理由があり、まさに日々の暮らしで起こりがちな【うっかり】を補償してくれるのです。

それは建物についても家財についても同じです。火災保険の補償内容には「火災、落雷、破裂、爆発、風災、雪災、水濡れ、盗難」が基本的に付いていますが、それら以外の偶然な事故を補償するのが「不測かつ突発的な事故」といことになります。

例えば、掃除中に壁に物ぶつけてしまって、壁を破損してしまった。
子供が室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった。

上記の事故でも加入していれば補償されます。
近年は大規模な災害が多いため、風災、水災、地震などの補償ばかりに目が行きがちですが(もちろんそれは大事なのですが…)オールリスクという補償にも目を向けてみては如何でしょうか。

日常では、案外うっかりして建物や家財を傷つけてしまう事もあります。
そんな時、このオールリスクはとても強い味方になってくれる補償内容です。

以前このコラムでもお話ししましたが、保険料は来年以降も、値上がりしていきます。
今のうちに補償内容、保険期間の見直しをしておきましょう。

この記事を書いたプロ

契約者に寄り添う損害調査コンサルタント

尾前美幸（尾前損害調査オフィス株式会社）

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