コラム
仏壇の購入タイミングと適切な時期について
2015年8月8日
仏壇の購入は必ずしも四十九日まででなくても大丈夫
世間一般では、家族など身近な方が亡くなったあと位牌をどこに置くか悩んだときに仏壇の購入を考えます。
仏壇は仏になったご先祖さまを供養するためのものですので、故人の四十九日の法要までに購入される方が多いのはごく自然の事ではないでしょうか。
ところで、仏壇はあくまでもご先祖さまを供養するためのものですので、購入タイミングの厳格なルールというのは存在しません。
つまり、家族に不幸があった時に購入を考える方が多いというだけのことで、必ずしも四十九日までに購入しなければならないというわけではないのです。
人それぞれ購入タイミングは違います。
中には仏壇の質に非常にこだわりを持ち納得のいくものを真剣に探し続けた結果、1回忌の時期まで購入を見送ったという方もいらっしゃいます。
生前にお仏壇を購入することに問題はなし
まだ誰も亡くなってないのに仏壇を購入すると不幸が起こるよ、という話をよく耳にしますが、そんなのは真っ赤な嘘です。
何の根拠もない単なる迷信にすぎません。
先にも書きましたが、仏壇はあくまでもご先祖さまを供養するためのものです。
例え、一つ屋根の下で共に生活を行っているご家族が誰も亡くなられていなくても、かならず誰しも血を受け継いできたご先祖さまの存在はあります。
それゆえ、生前のうちに購入をされても全く問題ないですし、逆に毎日仏さまの前で感謝の気持ちで手を合わせる習慣が身に付き、心身ともに人間性が高まっていくのではないでしょうか。
生前に家族で相談して購入しておくのも選択肢のひとつ
どうでしょうか?
仏壇は縁起の悪い物ではありませんので、これを機に生前のうちにご購入されることも考えてみてはいかがでしょうか。
中にはお盆やお彼岸を機に購入される方もいらっしゃれば、家の新築あるいはリフォームを機に仏壇を購入される方も多く、良い時期や悪い時期というのは特にありません。
どうしても気になるようであれば仏滅や友引の日を避ければよいだけです。
また、仏壇はとても高価なものです。
ご自身が亡くなられたあと残された遺族が改めて購入するのは、もしかすると経済的にかなりの負担になってしまうかもしれません。
そのため中古の安いもので済まされたり、いつまでも仏壇が無く位牌だけの状態で放置されてしまったりと、ご自身の亡くなった後のこととはいえあまり気分が良くないですよね。
であれば、生前のうちにご自身の好きな質やデザインのものを選んで購入しておくのも一つの選択肢として考えても良いのではないでしょうか。
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