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投資信託を始めよう!利用するサービスを選ぶポイント

2021年9月8日

テーマ:投資・投資信託

コラムカテゴリ:お金・保険

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの今村浩二です。

以前、投資初心者が投資を始める際に見失いがちな投資の目的について話をさせていただきましたが、
今回は、実際に始める際にどこで始めたらいいのか、そのラインナップと選び方についてお話します。

銀行

大手銀行や地方銀行など、全国に様々な銀行があり、銀行窓販で投資信託や保険商品を取り扱っています。
預金口座を開いて長年取引している金融機関の安心感や、
資金移動などの手間をかけずに運用できる便利さがありますが、
商品数は総体的に少なく、系列の運用会社が作った投資信託を販売するという、
「自社商品」を積極的に販売しているともとれる状態が見受けられます。

証券会社

大手証券や地場証券といった対面営業を行う証券会社が数多くあります。
メリットは、営業担当者からマーケットの動向について情報提供を受けたり、
商品の提案を受けられたりする点。
直接対面することで、様々な疑問をぶつけることができます。
また、大手証券を中心に新規公開株式など特定の証券会社でしか取り扱えない商品もあります。
ただ、銀行同様、系列の運用会社が作った投資信託を販売する傾向があります。

ネット証券

ネットの証券会社は手数料の安さが魅力。
商品ラインナップも豊富で、各運用会社の商品を取り扱っています。
ただ、対面営業の証券会社のように担当者と相談して売買や商品選択ができないため、
自分で商品を調べて理解したうえで選択をする必要があります。

直販投信

先に挙げた3つがこれまで資産運用の中心でしたが、最近ではこれらの金融機関以外に、
資産運用サービスを提供する企業が注目を集めています。
直販投信は、大手の金融機関ではなく、独立系の運用会社が直接販売する投資信託です。
メリットは、各社が独自の哲学に沿って運用をしており、「顔が見える運用」をしているという点。
また、基本的に金融機関が販売に介在しないため、低コストで販売・運用が可能になっています。
デメリットは、商品数が限られているケースが多いことです。

IFA(独立系金融アドバイザー)

直販投信と同様に最近注目を集めており、日本ではまだあまり馴染みがありませんが、
アメリカでは主流の資産運用サービスです。
特定の金融機関に属さず顧客意向を優先した提案・資産管理を行える点、
担当者の転勤がなく長期にわたり、
顧客のライフプランや信頼関係を構築できるといった点が評価され、
アメリカではシェアを拡大しています。

ここでちょっとだけ、
IFA(独立系金融アドバイザー)として仕事をしている弊社が考えるIFAの可能性について
語らせてください。

ニュースでこのような情報をご存知の方がいらっしゃると思います。
「銀行で投資信託を買った個人客の半数近く(46%)、ネット証券経由では36%が損をしている」
という金融庁の発表です。
これに対して、IFAの利用者で損している割合は8.4%に留まっています。(出所:PWM日本証券調査「PWM日本証券基準運用損益別顧客比率(定時定額積立を主とする金融商品仲介業者)」)

こうした好数字にあるのは、
IFAが「金融機関に属さない」資産運用のアドバイザーであることが大きいと思っています。

金融機関から独立した存在であること、配置替えや転勤などを伴わないことで、
「こんな人生が送りたい」というお客様のパーソナルな目標を叶えるためのマネープランを、
お客様との長いお付き合いの中で伴走しながら実行していくことをIFAは目指しています。

この記事を書いたプロ

今村浩二

女性が安心して暮らせるマネープランを提案する専門家

今村浩二(株式会社ユニバーサル財務総研)

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