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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

人生はいつも二択

2013年5月8日

テーマ:夫婦の揶揄辞典

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日は選択肢の話をしたいと思います。
人生において色んな選択を迫られる場面があります。
例えば どこの学校に進学するか、どんな仕事を選ぶか、誰と結婚するか、どこに住むか?
人生はいつも何かの選択を迫られていますが 日常もそんな大ごとではなくても、色んな選択をしながら暮らしているのです。

本当に毎日毎日、場面場面で色々選びながら生活をしています。
特に選ぶという意識はなくても、決めるという決断でなくても人は無意識で自分に合った方を選んでいます。

スーパーで牛乳を買う時も、奥の方から日付を気にして引っ張り出しています。
八百屋で3本100円のきゅうりを買う時も、新しい物を選んでいます。
ちょっとお出かけの時も、洋服を選んでいるはずです。
そうです、いつもいつも私達は何かを選びながら、生活をしています。
特に誰かに教えられた事では無く、特に教科書は無くても、自分で「いい」と思う方を選んでいるのです。

そこで 話を元に戻しますが私のところにも 色々な相談が寄せられます。
「どうしたらいいのでしょうか?」と言うのが いつも表題になっています。
でも、よくよくお聞きするとご自身の中で 答えはもう決めておられる方が多いのです。
つまり、どうしたらいいか、と言う問いの中に「~~はしたくない」という思いがあります。

私は 先にも書きましたように 人はいつも無意識な中で、二択を迫られていると思っています。
物事は 「あるかないか」
行動は「するかしないか」
希望は「願うか願わないか」

概ね相談者は こういう選択をした中で 相談を寄せて下さいます。
そうなると、その時点で80%まで 自分で答えを出した後か、または 解決方法すら決めてしまっていると
いう方が多いのです。
では、決めているというのに何故相談されるのか?という事ですがここを具体的に説明をしていきます。

最近は 色んな 「Q&A」のサイトがあります。
そこでは、質問に対し、色んな方が回答され、中にはプロ顔負けの解決策が書かれてあったりして
その「しっかりさ」に私も驚く事があります。
でもその反面、色んなネットの中の答えの寄せ集めというか、絵に描いた餅のような、理想論が並べてある場合もあります。
その情報を鵜呑みにして、行動をし、その結果、上手く行かなくなり、もう「行動に起こすのはや~めた」となって、「どうしたらいいのでしょうか?」となるのです。

その時には、行動に起こす解決策はもう望んでいません。
そうなるとどうなるでしょうか?

さあ、ここでも二択理論に行きつく訳ですが この二択とは?
「行動に起こすか?行動しないか?」という選択になります。

そこで、行動に起こさないという事は 「願う」という事を選択したことになります。
そんな中で相談者は 「願いを叶えるには?」と相談されるのです。
ご自身の願いを叶える為に 何も行動を起こさないのです。

それには自分自身が行動に起こした後、上手く行かなかったら もう二度と行動に起こさないと決意したという結果があるからです。

行動はしたくないが、願いは依然としてあるので どうか行動に起こさず、希望が叶えられる方法を教えて下さい、という事なのです。

私は心の中でこう叫んでいます。「そんなぁ~私は魔法使いじゃないんだから・・・・」って。

相談者が行動に起こした結果、失敗したからもう二度と行動に起こすのは嫌だという気持ちは分かります。
でも その行動が「正解」じゃなかったから、上手く行かなかったとは 考えられませんでしょうか?

その行動とは、誰かの受け売りをコピーした物ではなかったですか?
ネットで書かれてあるのは一般論か 書いた人の体験論です。
またそれを書いた人は、その人の環境やバックボーンがあります。
そして その人のパートナーの性格なども加味されたものへの「行動」だったのです。

つまり その行動は、その人の性格、環境、などがもたらした「行動結果」ですから 所詮他人の話なのです。
人の人生の事をコピーしても上手く行かないのは当然です。

またその逆で 何の情報も影響されず 自分流で、初めての体験をした方も、上手く行かなかったとしたらその
方法が間違っていたからだと気づいてほしいのです。

またその方法だけでなく、どんな内容を行動に起こしたか・・・・その内容をお聞きすると、
それは何の計画性もなく、単に相手に問い詰めるか、その逆で「涙の訴え」という内容です。

確かに苦しみの中で まして未経験の中で、思いの丈をパートナーにぶつけたという事が
冷たい言い方をすれば それが「行き当たりバッタリ」であったか、または「感に任せ」という行動だったと言えます。

この自身の行動で失敗したから、もう二度と行動に起こしたくないというのは、間違いです。
これはこの無計画という事と感情的という事が間違っていただけで 「行動に起こした事」が間違いではなかったのです。

では また、二択理論に戻ります。
行動に起こさないという事は 逆を言うと、願うだけと言いました。
私は願うだけで何かが変わるなら、それは「超能力」でしかありません。

そんな漫画チックな事を望んでいるという自分にみんな気が付いていません。
ここを説明すると 相談者は「じゃ、どうしたら良かったのですか?」と聞かれます。

そうです、こうしてご相談して下さったという事がすべての答えです。
何かいい方法がないか、と色んなサイトを見て、こうして相談して下さったわけですから、本当は
自己流の行動を起こさず、自分の性格や環境、またはパートナーとの性格なども組み合わせて
プランを練る必要があったという事です。

でも、「そんな事を言っても仕方がない、だって失敗してしまった後なのだから・・・・」と万策尽きたように言われますが それでも相談をして下さった事は まだ諦めきれないという事です。

それなら 自身のこれまでの取った方法は一旦忘れて欲しいのです。
そして相談される以上は、自分の意見は少し、横に置いて カウンセラーの提案を受け入れて欲しいのです。

物事は 何もしなければ 何も変わりません。
願うだけは、それを「願掛け」と言います。

何かを変えたいと決意したからには、「行動も起こさず パートナーが自然と解ってくれる」というような
夢のような願いは、一旦横に置いて、素直にカウンセラーの提案に耳を傾けて欲しいと思います。

でも、何か行動に起こした結果が怖い、という感情がある事は解ります。
誰も、皆、何かをする時は、未知数の部分に恐怖心を抱きます。
当然のことです。
でもそれは、相談者の未経験の中での 「~こうすれば~こうなる」という決めつけがありますが
本当は その行動もたった一つではないのです。
失敗体験の消えない中で それを考えるのは、ネガティブな発想しか起きて来ません。

でも その行動とは 夫婦の色んな組み合わせによって答えも無数にあります。
相談者の考えられる範囲は非常に狭いので そこに否定的と言うのは 本当は「行動を起こす」ということが
そもそも苦手で 消極的な人なのです。

ですので せっかく相談をされる時は 自分の考えを尊重してくれるカウンセラーを探すのは賢明ではありません。
確かに傷付かれた方は相談者の、心の痛みを理解してほしいと願っている事は解りますが そうなると耳触りのいい慰めしか言えなくなります。

相談者が傷ついた心を慰めて欲しいだけなら メンタルに向き合う心理カウンセリングが適します。
でも 今の問題が暗礁に乗り上げていて、尚且つそれを解決したいなら それは相談者を慰めるだけでは何も変わりません。
心の内を聞いてほしい場合は それは信頼できる親友に吐露するのが 一番癒されるはずです。

でも、一歩踏み出そうとするなら、自身の考え方などを修正する勇気が必要です。
私はそういう勇気を持って、再挑戦する方は尊敬します。
夫婦の悩みは誰に相談するか

この記事を書いたプロ

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