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吉井江里

歌・ピアノの指導や合唱指揮などで音楽の楽しさを伝えるプロ

吉井江里(よしいえり) / 教師

ソット・ヴォーチェ

コラム

声の記憶・頭の中に響く声の思い出

2023年8月4日

テーマ:

コラムカテゴリ:スクール・習い事

声の記憶


声って不思議です。
例えばこの世を去った懐かしい人。
その声がなんとなく頭の中で鳴り響く。
それは声だけではなく話し方のニュアンスも共に。
「ああ、もう一度声が聞きたかったな・・・」と思いますね。
コロナ禍になって会えないままあちらの世界に行ってしまわれた
生徒さんたちの声も時々心に響きます。
ああ、もう一度お目にかかりたかったな。
もう一度話がしたかったな、と少し悲しくなる時もあります。

反対に「もう二度とあの声は聞きたくない」とか「思い出してゾッとする」声やシーンも。
特に「ここで声を荒げる必要がないのに」というきつい声やその言葉。
それも残念ながら記憶に残ってしまうのです。なかなか忘れられない。

声の記憶ってすごいものですね。

声には心が出ると言われていますが


「声には心が出る」と言われています。
もしもぶっきらぼうに感じたとしても悪気はない場合もあります。

またどんなに「猫撫で声」で優しく言われても「本当は優しくない」場合もあり、
そういう「作って声を出す」人もいる。心はどうなのかわからない。

たくさんの生徒さんと出会いましたが、話をしたことがある人の声は全部覚えていますし、みんなで歌ってもそれぞれの声をかなり聞き分けれらるのが合唱指導者の特技ではないでしょうか。

コロナ禍で外出や行動が制限されて高齢者の心や体に影響が


「精神面での影響」は出てきませんでしたか?
「生きがいを見つけられなくなった」とか「やる気が出ない」と言うことも
聞きました。

「一方的に流される」テレビとは違い
「自分の見たいときに見たい情報を得る」ことができるインターネットによる刺激を受けたり
オンラインでの人とのつながりなどが感じることができるのはその助けになるのでは。

何歳であろうとスマホにチャレンジされている人も今は多く、
何か新しいものが出てきても受け入れる、ということがとても大事だと感じます。

これは音楽のレッスンにおいても同じようなことが言えます。
「もう今までに自分が歌ってきたもので無理なく楽しく歌いたい」人もいれば
「新しいことにチャレンジしてみたい」人もいる。

「外国語の歌は絶対いや」という人もいれば「カタカナをふってでも歌ってみたい」とチャレンジする人もいる。
どちらもその人の自由で、それが合う場所?ご自身の希望の内容である学びの場所選びができるといいですね。

でも「食わず嫌い」ということもあり、やってみたら案外なんともなかったわ、できるわ、ということも。
その辺りを「そう言わずにちょっとやってみようよ」と引き込むのが教える側のテクニックなのかもしれませんね。
とにかく三年間様々なことが制限されてしまったわけですが、
この先は気持ちを切り替えて楽しめますように。
もちろん気はつけながら。

ひまわりと多肉

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