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小原悦子

エアライン流で魅力を磨き好感度アップにつなげるマナーのプロ

小原悦子(おはらえつこ) / マナー講師

ESA(イーエスエー)人材プロデュース

コラム

介護施設などで接遇マナーが必要な理由

2016年1月20日 公開 / 2016年5月30日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: おもてなし サービスおもてなし 講座



介護施設では、医療機関と同様に専門的な知識や技術にあわせて、接遇マナーが重要視されています。
少子高齢化に伴い、需要が増えている介護業界は、質の高いサービスが求められているのです。

それゆえ、介護に従事する人は、「どのように伝えれば利用者様やそのご家族の心に届くのか」「どのように対応すれば利用者様に信頼していただけるのか」ということを考えて、行動できる心を養ってください。

利用者様に接することで得られる喜びや感動は、たくさんあります。利用者様と結んだご縁の一つ一つに感謝できる心を持つことも大切です。

介護施設には医療機関と同様に接遇スキルが求められる

介護施設や医療機関では、介護や医療の専門的な知識や技術に加え、利用者様や患者様、ご家族のニーズに応えていくための接遇マナーが求められています。

接遇の「接」はふれあい、「遇」はおもてなしを意味します。介護従事者は、利用者様が安心して生活できるように、また、ご家族の不安や負担を軽減できるように環境を整え、サービスを充実していかなければなりません。

専門学校や大学などを卒業してすぐ介護職に就く人、会社勤めを経て志す人、子育てが一段落ついた主婦など、幅広い世代、そしてさまざまな経験を持つ人が介護の現場で働いています。

その豊かな人間性がプラスに作用するように、介護のプロとしての知識や技術だけでなく、接遇マナーもしっかりと身につけておきましょう。

利用者様に合わせ、柔軟性のあるコミュニケーションや振る舞いを

介護従事者の仕事には、利用者様の介助だけでなく、日常生活をサポートし、見守ることも含まれています。

施設によっては、自分で自分のことができる方も多く利用されています。利用者様の意思を尊重し、臨機応変に対応していくには利用者様への心配りは欠かせません。

利用者様への目に見えない思いを、目に見える行動や表情、言葉などを通じて伝える作法が介護における接遇マナーです。

利用者様に合わせ、柔軟性のあるコミュニケーションや振る舞いを心掛けましょう。

利用者様から多くのことを学べることに感謝を

介護従事者は、利用者様の生活を支え見守る役割を担っているので、利用者様と深い人間関係を構築することができます。
それゆえ人生の先輩といえる利用者様から、多くのことを学ぶことができます。

介護従事者だからこそ得られる喜びや感動があり、利用者様との出合いに感謝しながら業務に取り組むことが大切です。

介護現場での接遇は、利用者様との触れ合いを通して磨かれていくものです。

この記事を書いたプロ

小原悦子

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