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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

事務所移転でチェックすべき空調ポイントは

2013年12月25日 公開 / 2014年3月19日更新

テーマ:空調運転の疑問、一答涼暖!

コラムカテゴリ:ビジネス

新しい事務所へ移転する際、
空調設備のことを気にかける事業主の方々は
少なくないのではないでしょうか?
賃貸オフィスを想定した場合、
空調を含めた設備の見直しは容易ではありません。
そのような状況下でチェックすべき空調ポイントをご紹介します。

最初は「気流」について。
既存の空調機がどのようなタイプか、まずご確認下さい。
オフィス・店舗向けの機器は、天井カセットをはじめ
天吊・壁掛・床置などバリエーションが豊富でさまざま。
ただし、吹き出しの風がどのように空間を分布するかは
タイプ別に考えておかなければなりません。
それは、事務所内のレイアウトが満足にできたとしても、
パーテーションや棚などが空調の妨げになることが多いからです。
従って、冷暖房の風が空間全体に行き渡るとおり道の確保を!

次に「熱負荷」について。
オフィスに欠かすことができないコピー機やパソコン。
これらは放熱するアイテムとしてマークしておいて下さい。
あまり同じ場所に固めて設置してしまうと、
アイテム相互で排熱がうまくいかず悪影響を及ぼすどころか、
その周辺の空調を効きづらい状況にしてしまうかもしれません。
従って、事務所内で熱負荷の高いアイテムの適度な分散設置が
効率の良い空調のカギを握ることをお忘れなく!

最後に「温度感知」について。
空調機は室内温度をキャッチして運転制御をしています。
その温度センサーがどの部分で感知しているのか、おわかりですか?
これは大きく分けると2つあり、
室内機の吸い込み部分(フィルターがあるところ)か
ワイヤードリモコン本体で室温感知しているものと思われます。
このことを意識してレイアウトしておかないと、
空間全体が快適でもないのに空調が勝手に停止してしまったり、
適度な室温にも関わらず無用な運転をし続ける可能性があります。
従って、事務所内のどのゾーンで温度感知させるかを明確に!

今回ご紹介した3つの空調ポイントが、
新しい事務所の移転に夢膨らむ事業主のお役に立てば幸いです。

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