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笠原友子

栄養と漢方で糖尿病を健康に導くプロ

笠原友子(かさはらともこ) / 薬剤師

笠原健招堂薬局(有限会社笠原)

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コラム

2021年「今」もっとも飲んでほしい漢方薬

2021年1月20日

テーマ:紅参(コウジン)について

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 糖尿病 予防免疫力アップ風邪 対処法

薬局薬剤師の笠原友子です。
30年以上、予防的観点で相談薬局をしています。

今回は、ウィルス感染時の血栓対策に最適な漢方薬のご紹介です。

現在感染症が大流行し、血栓による合併症の重症化や後遺症が問題になっています。
過去に全国の医師によるこの漢方薬の研究会があり、筆者はその薬剤師部会に所属し、全国の会員のお世話もしていた立場から、感染予防と感染時の血栓対策となるものとしてご紹介します。

独蔘湯(どくじんとう)

その漢方薬は、独蔘湯(どくじんとう)と呼ばれてきています。
独蔘湯の用途は広いですが、今回は感染時の血栓対策と感染予防の観点からお話ししようと思います。

独蔘湯の最初の文献とされるのは、中国宋代のもので、この文献によると独蔘湯は虚弱な人を元気にする作用があり、悪寒発熱の時、糖尿病で口が大変渇くとき、セキやタンが多いとき、軽い脳卒中気味でフラフラするとき、手足の先の方が冷たいとき、難産の後などに用いられました。

元代の代表的な名医で、日本の江戸時代の漢方に大きな影響を与えた朱丹渓の著とされる『丹渓心法』にも、「睡眠と栄養を十分に摂っても治らない疲労が独蔘湯で治る」と述べられています。


新型コロナCOVID-19と血栓

もともと感染症に血栓はつきものです。「風邪は万病のもと」と言われるゆえんです。
今回の新型コロナも、まさに万病のもととなり、全身に合併症を引き起こしていて、日に日にコロナウィルス血栓の謎 は強まっています。
今回の新型コロナでは、急性呼吸不全のために集中治療室に入院した患者のCOVID-19関連の重度の凝固亢進 (血栓)が問題となっています。

下の絵を見て頂けばわかるように、肺はその薄い肺胞に張り巡らした血管から、酸素と二酸化炭素のガス交換を行っています。



この血管に血栓が出来たらどうなるでしょう?呼吸が出来なくなるとおもいませんか?
血液酸素濃度が下がるのは、酸素と二酸化炭素のガス交換が出来なくなるからに他なりません。
肺以外にも、新型コロナは全身に合併症を引き起こすことが問題となっています。

肺炎でダブルパンチ

肺炎は、主に細菌やウイルスに感染することにより、肺の中を通る気管支のさらに先にある肺胞という部位が炎症を起こす病気です。肺炎は肺の小さな嚢を体液や膿で詰まらせ、肺のガス交換機能を悪化させますが、ウィルス感染によって生じた微細な血栓は二酸化炭素を酸素に交換した血液ですら通過するのを拒みます.まさにダブルパンチです。
呼吸状態が悪くなるはずです。

この血栓を安全に予防出来たら、また安全に解消出来たら、合併症は予防できるのではないでしょうか?
紅参は、ウィルス感染時の血栓対策に最適の漢方薬とも言えます。

独蔘湯の主成分は、保健維持にも使える肺経にはたらく生薬です

独蔘湯の主成分紅参(コウジン)は、エネルギー不足改善(補気薬)の代表ともいえる生薬で、脾(現代の胃)と肺の元気がなくなった状態(脾虚・肺気虚)の薬です。

補気薬と言うのは「益気薬」とも言い、気虚(エネルギーが足りなくなった状態)を改善する薬物で、特に脾(現代で言う胃)や肺気虚に適しています。

脾虚になると、疲労倦怠感・食欲不振・泥状~水様便、腹満・浮腫などが起きます。
また、肺の気が不足すると、息切れ・呼吸が浅い・声に力が出ない・ジワジワと力なく汗が出るようになり、古くは肺結核の患者にも飲まれてきました。

そこで、独蔘湯の主成分である紅参(コウジン)について→紅参(コウジン)の基礎参照(近日中にUP Loadします)
[基原]ウコギ科のオタネニンジンの根を皮付きのまま蒸して晒し干ししたものを言います。周皮をとった白蔘に比べ、効能が良好です。
[性味]甘・微苦・微温
[帰経]肺・脾
[使用量]1日3~10g、大量で15~30gを煎じて飲みますが、エキス剤にしたものもあります。
保健維持量で予防的な飲み方をするのか、治療域に入る量で積極的な飲み方をするのか、用途によって、1日の服用量は変わります。

漢方薬や生薬は、副作用が無いと誤解されることが多いです。漢方生薬のバイブル神農本草経では急性期に飲むが長期間は飲まない方が良い漢方生薬と、中~長期的に飲み続けて体の健康維持にも役立つ漢方生薬の上中下の3段階に分けています。

紅蔘(コウジン)は、神農本草経の上品(じょうぼん・上薬とも言う)に属し、生命を養う目的の薬(養命薬)のひとつで、無毒で長期服用が可能です。身体を軽くし、元気を益し、不老長寿の作用があると言われてきています。

脳卒中にも使われてきた独蔘湯による血栓対策

独蔘湯は古来、脳卒中発作にも使われてきています。
予防と治療に「血栓形成抑制」と「血栓除去作用」があり、紅蔘のもつ恒常性維持作用によってバランスよく作用し、生命維持できる最良の業物と言われてきています。

日本では、1984年~1999年までの15年間余りの間に、著名な医師たちが集って「薬用人参研究会」を結成し、研究していました。この研究成果の中でも抗血栓作用と血栓溶解作用に関する研究は多く見られています。→紅参の抗血栓作用に関する論文(近日中にUp Loadします)

「風邪は万病のもと」と言われますが、風邪などウィルス感染すると、血栓が形成されやすくなります。今回、蔓延している新型コロナウィルスも、感染によって生じる血栓 が問題視されています。
一刻も早く、この微細な血栓を解決することは、新型コロナにかかった後の後遺症や合併症対策になり得ると言っても過言ではないでしょう。

独蔘湯による免疫対策

先に、紅参(コウジン)はエネルギー不足の気虚の薬だとお伝えしました。気虚を改善させる補気薬は、さらに「防衛作用」(気は外邪の侵入をふせぐ)があると言われて来ています。

からだの防衛作用が低下すると、外邪が侵入しやすくなり、風邪をひきやすい、すぐ熱が出る、すぐ寒気がするなどの症状となって現れます。
まず、紅参(コウジン)は、補気薬として体の防衛反応を守ってくれます。

これを西洋医学的に研究した研究成果もあります。→免疫機能コントロールに関する資料
今回新型コロナによる感染では、免疫の暴走(サイトカインストーム)が起きて問題視されています。

紅参には、免疫応答を正常化し、免疫機能を成業する働きがあります。免疫の暴走にタックルし、抑えてくれる可能性が期待できます。
今まで薬局店頭では、急激に悪化したアトピー性皮膚炎やリウマチの方にご利用いただき喜んでいただいています。例は多くないですが、急激に発症した1型糖尿病の方(GAD抗体(基準値5.0U/ml未満)が数百U/ml)にも服用いただき、栄養補給と共に続けていただいて、3か月後にはインスリン不要になった例もあります。

独蔘湯の良いところは、予防にも体調改善にも使えるところ

独蔘湯の良いところは、事前に飲んでいても、それでからだに不調を来すという事はなく、むしろ快適に過ごせるところです。
予防にも改善にも使える薬は、そう多くはないでしょう。

【販売用紅参のご紹介】
・エキス剤30g(目安17日分ですが、加減可能)  9,500円(税抜き)
       今だけ特価 エキス30g×4個入り 26,000円(税抜き)
・煎じ(自分で煎じます)(1袋は1日目安、体調により加減可能)
       50g( 5g×10袋) 事前Web決済していただいた方へは、ポスト便で発送可能
      100g(10g×10袋) 〃
      300g(10g×30袋) 高額になるので、宅急便にて発送
      600g(10g×60袋)    〃    
 高麗紅参(コウジン)の煎じ方

【参考文献】(近日中にUp Loadします)
・紅参(コウジン)の基礎
・血栓に関する資料
  The GINSENG REVIEW Vol.2 P15 抗血小板剤としての高麗人参
  The GINSENG REVIEWVol.3 P13人参サポニンの抗血栓作用について
  The GINSENG REVIEW 第5回国際人参シンポジウム P3紅蔘の血小板凝集抑制作用
  The GINSENG REVIEW 第5回国際人参シンポジウム p12高麗人参の抗血小板作用
  The GINSENG REVIEW第7回薬用人参研究会 p49紅参の抗血栓・抗動脈硬化作用について 
・免疫機能コントロールに関する資料
  第7回薬用人参研究会 p40 人参サポニンによる免疫機能制御 
  The GINSENG REVIEW Vol.3 No1(1985) 研究会 Ⅱ)免疫 7.免疫応答に及ぼす薬用人参の影響
薬用人蔘サポニンの生理・薬理作用 5.ウィルス感染防御と人参サポニン

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