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コラム
外壁と屋根の色の組み合わせ
2015年11月23日
色彩の持つ効果
色彩には、信号や標識のように色に機能を持たせた「機能的効果」、赤は情熱的に見えたりピンクや女性らしい優しさを感じさるなど「情緒的効果」などがあります。
住まいの塗装は、このような色彩が持つ効果を考慮した上で選ばなくてはなりません。
屋根用塗料は、彩度(色の明るさ)の影響を受けやすく、カラーサンプルよりも明るめに仕上がる傾向があります。
色を選ぶ際は、ワントーン彩度の低い物を選ぶようにすることで、希望する色に近づくと言われています。
建物は塗装面積が広いため、カラーサンプルよりも明るく、鮮やかな印象に仕上がる場合が多いようです。目に入る範囲も広いので、周囲の環境になじむように色を選ぶ必要があるでしょう。
周辺の環境に色がなじむことで、建物自体に高級感や落ち着いたイメージを与えることができますので、専門家と相談しながら選んでください。
ベースカラーを基本に色を組み合わせる
基本的に住環境は、安らぎやリラックスを得られる空間にしたいですよね。この環境を維持するためには、自然と調和した色の選択も必要になってきます。
色を決めていくプロセスとして
まず、ベージュ系なのかグレー系なのかなど、どういった系統の色にするかイメージを絞ってください。そして、サンプルの中からイメージにマッチした色を選び、外壁に塗る色「ベースカラー」を決めます。
そこから、アソートカラーやアクセントカラーを決めるなど建物全体の色をコーディネートし、屋根の色も選んでいきます。
ベースカラーは塗装する面積が一番広く、建物の外壁の約50%~75%を占めます。
部屋に例えると、四方の壁紙の色といったイメージです。
そして、ベースカラーに次いで広い面積を占めるのがアソートカラーで全体の約20%~50%に用いられます。部屋であればカーテンのようなイメージですので、ベースカラーとトーンを合わせることが必要です。
アクセントカラーは、全体の約5%~10%で玄関ドアなどに用いる色のことで、部屋であればクッションなどインテリア小物のような役割を持っています。
色の持つ性質を生かしてみましょう
色には、膨張色と収縮色があります。
暖色系の明るい色は膨張して見えますし、寒色系の暗い色は収縮して見える性質を持っています。これは、光の照射量が関係しているためです。
そして色の組み合わせ方によって、建物に奥行きを与えることができます。
例えば、収縮して見える寒色系を奥の建物に、膨張色である暖色系の明るい色を手前に配置して塗装すると、目の錯覚と光の影響でより建物を大きく見せる効果を得られます。
2色以上の色を使用するのであれば、ベースカラーを控えめにして、明るめの色をポイントに使用すると建物全体が引き締まったイメージになります。
建物の作りに合わせてベースカラーとポイントカラーを組み合わせて、建物を仕上げてみるのも新鮮で良いかもしれません。
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