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コラム
雨漏り対策で屋根にコーキングを使う際の注意点
2015年11月26日
雨漏りの原因となるもの
近年の新築建築物は、昔に比べ材料の品質や施工方法等が向上したことで、耐久性や耐熱性、防水性、防火性などの強度が増しています。しかし、自然環境の悪化などにより、建物が受ける影響が大きくなったのも事実です。
その中でも、雨漏りの被害は住宅その物に大きな被害を与えてしまい、建て替えなどを検討せざるを得ない場合もあります。
雨漏りの原因には、棟板金の浮きによるものやスレート屋根のヒビ割れ、浮き、瓦の漆喰崩れ、コーキングの剥がれ、自然災害による屋根の破損等が挙げられます。
近年、新築物件や建物の補修に使用されている主な材料のひとつにコーキング材があります。コーキング材とは、防水性や気密性を高める目的で建物の目地や隙間に充填される、合成樹脂や合成ゴムで作られた材料のことを言います。
屋根に使用されるコーキング材と劣化原因
コーキング材に使用される成分には、大きく分けて4種類あります。シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系、アクリル系がありますが、屋根に最も使用されるのが変成シリコン系のコーキング材です。
塗料との相性も良く、防水性や耐久性に優れていて外装に適した素材であるため、屋根や外壁などに生じたクラック(ヒビ割れ)の補修に数多く使用されています。
特に屋根に使用されるコーキング材は弾力性にも優れ、多少の衝撃では破損しない丈夫な素材です。しかし、外気の影響を常に受けていますので剥がれたり裂けたり、劣化してしまうのも事実です。
コーキングが劣化すると、防水性や気密性を十分に保つことができなくなるので、早急に補修することが必要です。
コーキングの補修方法と注意点
雨水の侵入口周辺を中心に古いコーキングとホコリや砂、水分などをきれいに取り除く作業を行います。
この作業を怠ると、新しいコーキング材が下地と密着せず雨漏りを防ぐことができません。
清掃作業が済むと、プライマーというコーキング材を密着させるための接着剤を塗布していきます。その上からコーキング材を充填するのです。
ここで、注意したいのがコーキング材をたっぷり使用しないことです。隙間が多い箇所へ所定の分量以上を使用してしまうと、雨の流れが変わってしまい別の箇所が雨漏りしてしまう恐れがあるからです。適度な範囲に施工することで、本来の雨水の流れの道筋を取り戻すことができ、雨水が別の箇所へ流れ込んでしまう心配はなくなります。
工事は、専門の業者へ依頼する方が良いですが、もし自分で行うのであれば、コーキングの使用量に注意して作業しましょう。
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