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コラム
ベランダ、バルコニーの防水工事はFRP防水かウレタン防水
2015年11月17日
FRP防水とウレタン防水とは
FRP防水とは、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチック材のことを言います。
プラスチックを有するため、軽量でありながらも強度、耐水性、成型性、耐熱性に優れ、つぎ目のないシームレス層で防水効果を高めます。
また、塗膜の硬化が早く1日~2日程で工事が完了します。耐久性も高いため、普段から頻繁に歩行する箇所に施すことが適しています。
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗装し、塗装した材料が化学反応を起こして硬化するとゴム状で弾性のある防水膜になります。
液状の材料を使用するため、複雑な形状にも対応できますし、メンテナンスも比較的簡単なのが特徴です。
塗装方法には2種類ありますが、密着工法による防水膜ですと耐久性や美観性に優れているので、日頃目に付く箇所や駐車スペースなどに適しています。
FRP防水工法とウレタン防水工法
FRP防水は、ポリエステル樹脂を1度塗布した上にガラスマットを貼り付け、さらにその上からポリエステル樹脂を重ねていきます。
ポリエステル樹脂はガラスマットの網目に浸透し、仕上がりに均一感があるので、塗装ムラがないのが特徴です。また、軽度の色褪せやヒビ割れであればトップコートの塗り替えのみで修繕ができ、メンテナンス費用の削減につながります。
ウレタン防水には、2種類の方法があります。
1つ目は密着工法と言って、ウレタン防水材の上に補強布を貼り付け、さらにウレタン防水材を重ね塗りして所定の厚さに仕上げる方法です。下地に直接防水材を塗布していくので、耐久性に優れ重さにも柔軟に対応できます。
2つ目は、通気緩衝工法といい塗装面に通気緩衝シートを貼り付け、その上からウレタン防水材を塗布する方法です。主に、集合住宅のルーフバルコニー等の下地に水分が保湿している部位に適しています。
家庭で出来るメンテナンス
FRPもウレタンも強度に優れた防水素材ですが、年月や環境によって劣化が起きてしまいます。
特にベランダは一年中外気にさらされているだけでなく、普段から人が頻繁に出入りする場所です。屋根や外壁よりも、こまめなメンテナンスで防水効果を高めましょう。
家庭でできる簡単な方法として、
ウレタン防水の場合は、ゴミや細かい砂等を取り除いた後、固く絞った布で拭き掃除をする、もしくは、中性洗剤を薄めて使用し、柔らかいスポンジなどで洗い流す方法もおすすめです。
ただし、ウレタンは柔らかい素材ですのでデッキブラシの使用は控えてください。塗膜が傷付く恐れがあります。
FRP防水の場合は、ゴミや砂等を取り除いた後クレンザーを使用し、タワシやデッキブラシで軽くこすり洗いをするときれいになります。
そして、忘れがちなのが排水溝のゴミ取りです。排水溝が詰まっていると水がベランダに溜まったままとなり、せっかくの防水膜が劣化してしまうこともあり得ます。こまめなお手入れこそ、防水効果を長く維持する秘訣です。
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