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藤之原和郎

顧客の大切な住まいを守る外壁と屋根塗装のプロ

藤之原和郎(ふじのはらかずお) / 1級建築施工管理技士

ひまわり塗装株式会社

コラム

人気の外壁塗料の種類と選び方のポイント

2015年9月27日

テーマ:外壁塗装の基本

コラムカテゴリ:住宅・建物

新たな塗料「ラジカル塗料」とは

外壁素材にたくさんの種類があるように、外壁塗料にも多くの種類が存在します。今までの塗料はアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類が主流でしたが、今年2015年にラジカルに強い塗料が発売されました。

ラジカルとは、塗料に使用される酸化チタンが紫外線を吸収することで生じる塗膜樹脂の破壊のことを言います。樹脂が破壊されると、建物内部への腐食が進んでしまい、塗装だけでは修繕できない状況になってしまうのです。

このラジカルを抑制する成分を含んだ塗料が「ラジカル塗料」です。価格はシリコン塗料に近く比較的安いのですが、性能はフッ素塗料に近くツヤ持ちが良く白華や変色しにくいのが特徴です。

外壁塗料には基本的に2種類のタイプが使用されます。
1つ目は溶剤系塗料です。溶剤系は浸透性が高く外壁の欠損やヒビ割れがひどい場合やモルタル壁の塗装に適しています。ただし、塗料特有の臭いがあるため、環境を気にする方へは不向きかもしれません。

2つ目に水性系塗料ですが、浸透性はやや低いものの塗料特有の臭いもほとんどなく、劣化の少ない外壁塗装に適しています。

ラジカル塗料は、水性系同様に臭いはほとんどなく、浸透性と耐久性に優れている画期的な塗料として注目されています。

シリコン系とフッ素系塗料の特徴と外壁素材に適した塗料とは

以前より人気の塗料であるシリコン系とフッ素系ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

シリコン系塗料の耐久性は約12年~15年と言われ、撥水性に優れています。また、塗装する部分に合わせて塗料を使い分けすることができるため、環境にもやさしいと言えるでしょう。

価格も安いのが特徴です。フッ素系塗料は耐久性のほか耐熱性や耐寒性に優れており、外観の長期維持に効果を発揮するのが特徴です。価格は塗料の中で一番高額であるため、一般家庭にはあまり用いられていないのが現状です。

そして、塗料を選ぶ際には、建物の外壁素材の特徴に合うものを選ばなければ効果を発揮できないことも知っておきましょう。

モルタル壁やALCはベースにコンクリートを使用していますので、防水性の高い塗料がおすすめです。

サイディングボードは紫外線や乾燥に弱い性質がありますので、それらを予防できる塗料が良いでしょう。

また、コンクリート打放しの外壁には、撥水性と中性防止効果のある塗料を使用すると耐久性が長くなると言われています。

汚れやすい外壁塗装がある!?

外壁の素材にもよりますが、一般的に合成樹脂塗料は帯電しやすく静電気の働きでほこりや汚れを引き寄せる性質を持ちます。

ツヤなし塗料はツヤありに比べると、ゴミが付着しやすい性質があります。

そして、弾性塗料ですが粘着性があり素材そのものが柔らかいためゴミが付着してしまいます。

しかし、弾性塗料はヒビ割れを防ぐ効果が高いため、モルタルやALCと言ったコンクリート素材の外壁には適しています。
反対に、サイディングボードには不向きな塗料です。このように、塗料の特徴を知ることで自分の建物に適した塗装を施すことができます。

また、不明点等にしっかり対応できる業者選びも家を守る大切な手段です。業者選びも慎重に行っていきましょう。

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