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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

春先に起こる「逆結露」現象、その原因は?

2016年4月7日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 結露

コラムカテゴリ:住宅・建物


【森林浴生活の事務所写真です】

今日は朝から大荒れの天気でしたね。日本海側を進む低気圧に南からの暖かい空気が入り込んだようですが、皆様のお宅ではいつもと変わったことが起こりませんでしたか?
マンションにお住まいの人にとって、この季節は外よりも家の中の方が肌寒く感じることが多いのですが、今日はうちの事務所の窓ガラスで、その現象がはっきり表れました。


【窓ガラスの外側に結露がびっしりつきました】

普通、冬に起こる結露は窓ガラスの室内側につきます。外が寒く、中が暖かいからですね。
でも、今日起こったのは窓ガラスの外側に水滴がつく「逆結露」現象です。
外よりも室内の温度の方が低くて起こったのですね。


【室内側から見た写真、結露で外が見えません】

なぜ、室温の方が低いのでしょう? それは、マンションのコンクリートが冬の冷えをまだたっぷりため込んでいるからです。
コンクリートの蓄熱性ゆえに起こる現象です。
今の時期、「風邪ひきさん」が多いのもこの影響があります。
暖かい外から、実は寒い室内に戻ってきたのに、外が暖かいのでつい油断して家の中で薄着になってしまうからです。
GWにかけて強い日差しが連続してマンションに注ぐようになると徐々に解消されますが、もうしばらく体調管理には気を付けてくださいね。


【事務所の左側の窓ガラスは、ブラック木製内窓がついています】

でも、よく見てください。こちらの窓ガラスには「逆結露」がないでしょう?
右側のショールームスペースに比べて、左側の第2ショールームは室温が高いのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。エアコンも入れていません。
だったら、なぜでしょうか?
木製二重窓の低熱伝導性、空気層とペアガラスで、断熱層を作ったからに他なりません。


【ブラック内窓を室内側から見た写真です】

今日は、窓ガラスの外側についた結露ですから、景色が見えないことを除いては、室内に悪影響もありませんし、カビが出ないように結露水を拭く必要もありません。
でも、これが冬の真っ最中ならどうなるか?
毎日、せっせと結露を拭かなければ家の中や窓廻がカビだらけになります。
今の季節のように窓断熱は、季節の変わり目の風邪予防にも効果があるのです。
病院にかからなくてもよいということは、当然、医療費の節約にもなりますね。

風邪を引きにくい環境づくり、健康という視点でマンション断熱を考えるのが、とても大切だと思いますよ。
しかも機械に頼らないので、損傷や光熱費とは無縁ですもんね。

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