無垢材を使った「森林浴リフォーム」で体と環境に優しい住空間を（1/3）

断熱、調湿効果を追求した、温度バリアフリーのマンションリフォーム

　リビングは暖かいのに浴室がとても寒い…建物内の温度差が体に与える負担は高齢になるほど大きくなります。ときには「ヒートショック」の原因となって失神や心筋梗塞などの症状を引き起こすことも。このヒートショック問題に取り組み、外気温に影響されにくいリフォームを提案しているのが森林浴生活株式会社の社長、髙岡恭平さんです。

　神戸市営地下鉄、妙法寺駅前の商業施設リファーレ横尾2階に、天然木ギャラリー「森林浴生活」を構え、国産材（地域材）と体にやさしい断熱材を使った快適な住空間を提供。同ギャラリーでは、自社開発のマンション向け商品「置き床生活」「木製内窓」などを展示しています。

　置き床生活は、接着剤やビスなどを一切使わず、今あるフローリングやカーペットをはがさずに、そのまま施工できる高断熱商品。子供部屋だけ、リビングだけなど、部分対応できます。

　また木製内窓は、木製窓枠と木製二重サッシを一体施工することで、強度と断熱性、防犯性・防音性が飛躍的に向上。結露も大幅削減できます。内窓は、既存の窓の内側に取り付けるだけなので、マンションの管理規約にも抵触しません。「美しい木枠が古びたアルミサッシを隠すので、インテリアが格段にグレードアップします。研究を重ね、木製内窓は特許を取得（H27.11.20）し、置き床生活は実用新案（H30.9.5）として登録することができました」

　さらにギャラリーの一角に、さまざまなデザインの「POINT・デザイン木壁」をずらりと展示。「特殊な機械を使って無垢材の表面に繊細なデザインを施しました。リビングやダイニング、玄関の内壁に貼って、スギやヒノキの手触りや香りなどを楽しむことができます」

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