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コラム
HACCPにまつわるQ&A(6)
2023年8月7日
Q.ガラス、石などの異物混入対策のためにX線探知機での検査に変わる方法は?
A.ガラスや石などの異物混入対策において、X線探知機の代替方法として以下のいくつかの方法が考えられます。
1.金属検知機(金属探知機): 金属検知機は、金属を検出するための機器です。ガラスや石などの非金属物質は検出できませんが、金属異物の検出には有効です。金属が混入する可能性が高い場合には、金属検知機を導入することで異物混入のリスクを軽減できます。
2.光学式検査装置: 光学式検査装置は、カメラやイメージセンサーを使用して製品を視覚的に検査する方法です。製品が通過する際に高速で撮影され、異物や欠陥を検出することができます。特定の形状や色、透明度の異物を検出するために、画像処理やパターン認識技術が使用されます。
3.重量検査: 製品の重量を計測することで異物の存在を検知する方法です。異物が混入している場合、製品の重量が通常と異なることが示唆されます。重量検査は、特に包装済み製品や袋詰め製品の異物混入検査に有効です。
4.視覚検査: 製品の視覚的な検査は、目視による異物の検出に基づく方法です。トレーニングを受けた作業者が製品を目で確認し、異物の有無や欠陥を判断します。視覚検査は、高速な検査や小さな異物の検出には限定的ですが、手頃なコストで実施することができます。
異物混入対策には、上記の方法を単独で使用するか、組み合わせることもあります。異物混入のリスクに応じて、最適な検査手法を選択し、製品の安全性を確保することが重要です。また、業界や規制によっては特定の検査手法の使用が必要とされる場合もありますので、該当する要件を確認することも重要です。
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