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安藤孝彦

和と温もりを大切にする建築設計のプロ

安藤孝彦(あんどうたかひこ)

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コラム

未来へ向けて小さな地域集会所のありかた!!

2018年1月30日 / 2018年5月13日更新

大変失礼しており約7ヵ月ぶりのコラムになってしまいました。
以前にも小さな公民館(10m四方)を紹介しましたが、
今回はそれより一回り大きく10.9m四方の建物です。
外観です


昭和44年に建てられた集会所を老朽化で建て直すこととなりました。
建替え前はこんな感じ


子供の世代が都会へ行き、戻ってこない世帯が増えている、
こんな田舎でもコミにケーションが希薄になってきている、そんな現状があります。
そんな小さな地域の集会所はどうあるべきなのでしょう。

以前紹介した公民館は玄関がありませんでした、そして周囲が開放的でどこからでも
段差無しでアプローチできます。どこからともなく町の人達が自然に集まれるように
イメージされています。 こちら→ N町 公民館

今回は段差 0 の玄関はありますが、やはり周囲は開放的でどこからでもアプローチできます。
基本的な考え方は同じで、「ここにいてもいいよ」そんな空気感で気の知れた仲間が自然に
集まってこれるような開放的で、しかも家とは少し違う異空間的な部分もイメージしています。

内部は明るく開放的

上の写真は広い1室ですが全体を3室に仕切れます

上の写真の間仕切り戸の向こうはこんな感じ
右側は敷たたみが置かれます。右の戸は調理室へ
ここで畳に座り世間話し、外を通る人も仲間に引き入れ気が付けばにぎやかに^^。


左は小さな会議室、役員が集まり地域のための話し合い


昔から気の知れた人々の人間味のある気遣いや思いやり、お互いの話し声、
コミュニケーションを育む場として計画されました。
運営も考え他所からの利用を積極的に受け入れることも視野に入れているようです。

玄関ホール 床はほぼ段差0となっています。


戸を開放し集会室から調理室や玄関ホールを見る



☛ワンポイント
 この建物の中に地元の窯元で作っていただいた美濃焼の織部の引手があります。
 この引手を8箇所仕込んでいただきましたが、それぞれが丁寧な職人の手作りで、微妙に反っていたりもするのですがそこがなんとも言えずいいところです。非常に手触りがよく温かい感覚があります。仕込んでいただいたのも丁寧な仕事をされる建具職人でした。
秀峰窯作の引手


この建物は地域の強い思いから始まりました。それを私なりに受けとめこの形を考え、それを具体的な建築物として作っていただきました。それもまた優れた技術と真摯な思いをもった施工者、大工、左官職人の方々です。この建物に関わった人たちが、地域の人も、美濃焼の職人も含めそれぞれの分野で限られた予算の中で「できるだけのことをしよう」というしっかりとした思いをもっていただいていたように思います。皆がアーチストに徹した時、思いが積み重なって建物はいい空間になるのですね^^。

どうでしたか?コメントがありましたらお寄せ下さい。
この物件は昨年末に竣工したばかりなのでまだホームページには掲載していません
いち早くこちらでの紹介です。

アンドウ設計事務所 http://www.atelier-ando.com/

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