マイベストプロ千葉

コラム

英検1級道場ー英語と日本語の表現はこんなにも違います

2022年10月10日

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

コラムカテゴリ:スクール・習い事

The Japan Timesから出版されている参考書の中に、英検1級リスニングパート②の練習問題があります。
その中に、下記のような一文があります。

William T.G. Morton, a young dentist from Boston, administered a liquid mixture called diethyl ether to perform a painful dental extraction.

直訳すると、
「ウィリアム T.G.モートンというボストンの若い歯科医師が、2エチルエーテルという液体混合物の麻酔薬を使って、痛い抜歯を行った」

私は最初にこの文章を読んだときに違和感を感じました。
それは、麻酔薬を使ってなぜ痛い抜歯を行うのかという素朴な疑問です。
麻酔薬を使って痛くないようにして抜歯手術を行うのではないか、と考えたわけです。

そうなのです。
日本人が同様の内容で英作文を書くと、必ず「痛くない」としてしまうはずです。

上記の例文は、もちろんネイティブが書いた文章ですから、正しい英文なのです。
painfulというのは、現在痛んでいる歯のことを言っています。

これは一つの例にすぎません。

日本語と英語では表現方法がまるで反対と思う例に遭遇することがあります。

英語と日本語は違う言語です。
言葉は文化です。

別の例が見つかったら、また紹介したいと思います。

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

Share

関連するコラム

山中昇プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-7801-8405

 

受講者、受講希望の皆様のために公開しています
業者の皆様へのお願い:売込みはご遠慮ください

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

山中昇

英検一級道場

担当山中昇(やまなかのぼる)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ千葉
  3. 千葉のスクール・習い事
  4. 千葉の英会話教室・スクール・レッスン
  5. 山中昇
  6. コラム一覧
  7. 英検1級道場ー英語と日本語の表現はこんなにも違います

© My Best Pro