耐力壁の配置について⑪~前提条件の内容その3床(水平構面)その2

鈴木敏広

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テーマ:家の構造について

今回は、床(水平構面)のつづきです。前回はスキップフロアの話でしたが今回は吹抜と階段室です。
大きな吹き抜けは吹き抜けのために壁がつながっていません。吹き抜けを挟んで配置されている壁は連携出来ないため、地震力など大きな力が働いたとき全体で掛かる力を受けることができなくなると考えられます。前回書いた床は壁をつなげていますから、小さな吹抜ならまだしも大きな吹抜は、建物を吹抜のある部分とない部分(普通の2階建て)に分けてしまうようになります。また、吹抜けの壁は2階分の高さで地震時に揺れ幅が大きくなります。

耐力壁⑨-2

④の4に大きな吹抜と階段室がないこととあります。下の図のように階段室は床がないので吹抜けと同じです。つまり、階段室と吹抜は構造では同じ扱いです。
耐力壁⑥

ですから、吹抜の中に階段がある場合は吹抜は一つですが、吹抜と階段室が別々に配置している場合、吹抜が二つあることになります。もしも吹抜と階段室が近接している場合、合わせた面積が吹き抜けになり配置の仕方によっては床に大きな穴があき、水平構面は管理弱くなります(コラム「吹抜け⑪」参照)。

吹抜については「コラム吹抜」「コラム危ない吹抜」もご覧ください。



次回は、『耐力壁の配置について⑫~住宅が捻じ(ねじ)れないために』です。

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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