大きな屋根の家②~業者Aとの会話その2
グループCは床(水平構面)のことです。まず床や小屋組(屋根を支える梁桁の面)に強度がなぜ必要かという理由は、水平面が壁をつないでいるからです。
下の図のように上から屋根→小屋組→2階壁→2階床→1階壁→土台基礎となっています。つまり、床や小屋組などの水平部分が壁をつないでいるようになっています(コラム「大きな屋根⑫」参照)。この水平部分の強度がないと地震時に変形しまうと各耐力壁は協力して抵抗できません。バラバラに働いてはせっかくある強度を発揮できないことになります。
床が水平である理由は水平でないと耐力壁の高さが同じ階で違ってしまうからです(下図参照)。耐力壁は高さが低いほど強度が高くなります。ですから、本来は同じ階の同じ仕様の耐力壁なら強度は同じですが、スキップフロアの家では同じ階にあっても高さが違うので耐力壁は強度が微妙に違うことになります。スキップフロアの住宅は同じ階に強度の異なる壁があることになります(コラム「大きな屋根⑪」参照)。
スキップフロアの場合、耐力壁を問題なく働かすためには床のクランク部分が変形しない強度が必要です。スキップフロアの高さが大きいほどクランク部分には大きな力が掛かります。
次回は、『耐力壁の配置について⑪~前提条件の内容その3床(水平構面)その2』です。
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