内装に本物の木材が使われなくなった②~リフォームも新築と同じ
このコラムはコラム「カビが増えている」のつづきです。先にコラム「カビが増えている」を読むことをお勧めします。
コラム「カビが増えている⑩」で貝原益軒の言葉「湿は人の身をやぶることおそくして深し。」という言葉を書きました。江戸時代の貝原益軒も吉田兼好が徒然草に書いた風通しの良い家と同じような家で生活していたと思われます。
吉田兼好の頃よりも畳は普及していたと思いますが、壁は土壁で床下も天井裏も風通しがよく、建具は木製で隙間風が入ったでしょう。それでも、カビが生えたのではないでしょうか。カビが体に悪いことを知っていたので、湿を恐れたと思います。
明治になってガラスが普及しましたが、気密という状況ではありませんでした。戦後、アルミサッシの普及で気密が良くなり、夏は冷房、冬はストーブを使うようになりました。でも、まだ全ての部屋に暖房の設備はないので、暖房を使う部屋の暖かい空気が使われていない部屋へ移動して結露(表面結露)しました。床下や天井裏の断熱材も性能が低く、内部結露するほどの気密性能はなかったのです。
この平成25年に改正省エネ法が作られ、外皮基準という考えが導入されました。断熱基準のレベルが上がり、必ず気密工事が必要となり普及するようになりました。その頃からコラム「高断熱の前に結露対策①」に書いた外壁のサイディングが黒くなる家やコラム「カビが増えている①」の雑誌の事例のように室内と室外の境界部分(床下、壁の中、天井裏)で結露、カビが見られるようになりました。
つまり、高気密住宅とは密閉された部分をつくり空気が閉じ込められるため、結露やカビが生える条件が以前よりそろっているといえます。
私はコラムで何度もこれからは内部結露が増えると思っていましたがその通りになりました。コラム「カビが増えている」の本に出ていた事例はごく一部で表面化していない程度の内部結露は何倍も起きていると思われます。やはり、現在、勧められている高気密高断熱住宅はどこか間違いがあるのではと思います。
次回は、『水(水蒸気)の影響を排除しろ②~カビのことはあまり言わない』です。
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