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コラム
リフォームと耐震補強③~経験談その2、工事額の説明
2018年3月27日
前回の続きです。
ご夫婦で顔を見合わせて
施主A「それで全部でいくらぐらいになりますか?」と聞かれました。
私が診断の計算をするために壁ごとに色分けした図面を広げて説明しました。
私 「この図面は、私が診断用に壁の強度ごとに色分けした図面ですが、色の塗っていない弱い場所(図面で指さして)に浴室、トイレ、洗面洗濯室が集中しています。この一角には筋交いの入った壁(耐力壁)が一カ所しかありません。補強工事をすると浴室、トイレ周りの工事になり、水回りが主な工事となり普通の補強工事に比べ費用がかかります。」
施主A「浴室は一度も直したことがないので、リフォームしたいのですが…。」
ご夫婦の話によると今までも他の業者に頼んだらしいですが、浴室のリフォームができないようなことを言われたらしいのです。なぜできないのか理由は私には分かりませんでした。
私 「そうですね。一般的に浴室とトイレ、洗面の工事で300~350万、耐震補強が100万として450万円に消費税を加えるとざっと500万程でしょうか。」
施主A「補強工事は100万でできるのですか?」
私 「私が言った計算は浴室やトイレのリフォーム工事+補強工事という考え方です。浴室、トイレの工事をするために解体工事します。耐震補強も解体しないとできません。どちらも同じ場所を解体工事しますからその分お得になります。解体した後、補強工事をしてから仕上げ工事をしますが、先ほどの金額はその費用もリフォーム工事に含んでいます。100万円は補強工事だけで解体も仕上げ工事も含んでいない金額です。先に説明したように補助金の対象は、耐力壁に関する工事ですから、補強する部分の解体工事も仕上げ工事も対象です。・・・わかりますか?」
次回に続きます。
次回は、『リフォームと耐震補強④~経験談その3、重複工事の説明 』です。
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