- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
冬向きの家⑧~冬以外はどうなる
2017年12月8日
家の断熱性能を上げるには、窓を小さくする、断熱材の性能を上げることが必要です(もちろん、窓の断熱性能を上げれば窓を小さくしなくてもいいですが、性能のよい窓ほどお金がかかります)。
窓を小さくすると風通しは悪くなりますから、夏は暑ければ冷房を入れて生活する、断熱性能がいいから冷房はよく効く(少ない数で電気代がかからない)ことになっているらしいです。もちろん、記事の通り冬の暖房は良く効き、家の中で温度差も少なくヒートショックのような事故は起こりにくくなると思います。
②の事例で出てきたI氏の設計した家も、夏にエアコン一台で27坪の家を25度に保てると書いてありました。記事には書いてありませんが、おそらく24時間エアコンを動かしてその温度を保っていると思われます。冬も使うのですから、エアコンを止める期間は1年間ほとんどないと思います。
では、記事で書かれている暖かい家=断熱性能のいい家では春と秋はどうなるのでしょうか?
私の想像では、冷房を早い時期から使用し、今までより長い間使用しないと生活できないと思います。窓などが小さいため、開けても通気の量が少ない(温度が下がらない)からです。
記事で書かれている暖かい家は、一日のエアコンの電気代は掛かりませんが、長期間使うため一年間で機械に頼る期間が長くなると思います。
次回は、『冬向きの家⑨~湿度の事は書いていない』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------
関連するコラム
- 冬向きの家①~週間文春の記事から 2017-11-14
- 冬向きの家⑦~冬のことしか書いてない 2017-12-05
- 冬向きの家⑨~湿度の事は書いていない 2017-12-12
- 冬向きの家⑪~地震時は大丈夫? 2017-12-19
- 冬向きの家⑩~耐震が優先されたのは当たり前 2017-12-15
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。