- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
坪単価の問題①~坪単価とは
2016年10月4日
建て売り住宅の広告などに必ず総額の後に坪○○円と書いてあります。
坪単価の坪とは尺貫法の長さ6尺×6尺の正方形の面積のことで、メートル法では約3.3㎡とほぼ同じ大きさです。もっと簡単に説明すると約畳2枚分の面積です。1尺は約0.303m、6尺(6尺を1間と言います。このことは、先週までのコラム「尺とメートル]を参照してください。)は約1.82m、1,82×1,82=3.3㎡なります。6畳の部屋は畳が6枚なので3坪、3.3㎡に3坪をかけると9.9㎡=10㎡とほぼ同じになります。
最近は畳の部屋が少なくなりましたが、日本人は畳の大きさを経験的に知っているためか、畳の部屋が無くても家の大きさを示すのに「○○坪」と聞けばおおよその大きさを理解します。以前に読んだ本では他の国の人に比べ日本人は家の面積について理解し易いらしく、それも畳の大きさを感覚的に知っているため推測できるからだと書かれていました。
坪単価とは、住宅の工事費を坪(面積)で割算した金額のことです。つまり、坪単価に面積を掛け算すれば工事費となります。
私が新築の依頼を受けた時にも「坪いくらぐらいですか?」と聞かれることが多いのですが、坪単価で価格を表示することには問題が多く、今では意味がなくなっていると私は思っています。その理由は坪単価にどこまで工事を含むのか決められていないからです。
このコラムでは、坪単価は住宅の価格を掛け算だけで表示するためですが、実際はそうなっていないこと、また、なぜ今では坪単価を表示することに意味がなくなっていると私が考えているかを中心に書いていきます。
関連するコラム
- リフォームの見積り①~新築との違い 2016-11-25
- 相見積りのムダ⑥~見積りは誰がする?2 2016-08-05
- 坪単価について⑨~2階は屋根裏と同じ 2016-11-01
- 坪単価について②~形が違えば価格は変わる 2016-10-07
- 坪価について⑬~坪単価では比較できない 2016-11-15
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。