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コラム
坪価について⑪~メートルモジュールを使う2
2016年11月8日
メートルモジュールを使い坪単価で価格を表示すると、業者にとって得になることは以下の通りです。
1.モジュールをメートルにしているため、全ての部屋(トイレ、廊下、浴室、収納なども)が1.2倍になります。1.2倍にならなくてもいい部屋でも1.2倍になり、その分工事費は増えることになります。
2.⑤に書いたように、設備の付く部屋(トイレ、洗面、台所、浴室など)の坪単価は普通の部屋より高いのですが、メートルモジュールで作ったからといって、必ず設備の値段は1.2倍になりません。例えば、メートルモジュールだとトイレの便器の値段が1.2倍になるわけではないということです。
3.部屋は、1.2倍になったからといって、費用の掛かる窓、入口などの開口部の面積が1.2倍になるわけではありません。2割ほど増えるだけでは開口部は変わらないことがほとんどです。
4.床と天井の工事は、確かに1.2倍になりますが、壁は1.2倍になるとは限りません。むしろ、2割も増えない場合がほとんどです。
1~4に書いたようにメートルモジュールにすれば床面積は2割が確実に増えますが、実際の工事費は2割増えるとは限らない、むしろ増えないと考えられます。
また、同じ面積なら、尺モジュールの方がたくさんの部屋が出来ます。部屋数を増やしたいが費用をかけたくないのなら、メートルモジュールより尺モジュールの方が得です(下図参照)。
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