怒りのコントロールができない心の病『おあり運転』も体の不調から【山梨 漢方 さわたや薬局】
前回より『肌があう・合わない』って何か?
ということについてお届けしております。
僕らは日々、いろいろな人達と接していきています。
できれば自分と肌がある人と一緒に痛いものですが、肌があう、合わないって非常に『モヤッ』とした感覚で具体的にどんな人と肌が合うのか?
を言語化するって難しいですよね。
僕が一つ思ったことは、肌がある人っていうのは『リズムが合う人』だということです。
じゃあ、そんな人とどうすれば出会うことができるのか?
っというところで前回は終わりましたが、どうすれば実際自分と肌が合う人と出会うことができるのでしょうか?
前回お伝えしたような自己が
『強い人』
は良いとおもいます。
どこでも、誰とでもある程度たくましくやっていける人なので、問題ないですが、大多数の方はそうではありません。
できるだけ肌の合う人、場所で生活するためには実は
『体調』
がとっても大切だと思います。元気でいることが大切なんです。
漢方的にはカラダが弱っている虚証、と言われるような状態。
とくに元気不足の気虚や、血液不足の血虚と言われるような、割と女性の方に多い体質の方はカラダが弱っているだけにいろいろなことにセンシティブで、空間やリズムに対しても敏感になると思います。
もちろんもともとのナチュラルな自分のリズム、空間に合う人もいますが、ある程度は合わせたり、合わせてあげることも大切です。
もちろん、自分とまったく合わないもの、自分と肌が合う感じが50点以下のような人や場所に、無理して、我慢して合わせる必要はありませんが、ある程度、90点や80点ぐらいで合わせることができればある程度楽しく過ごせることができると思います。
どんな人にも長所短所はあり、そのあたりを理解して一緒に過ごしたり、生活することは大切ですもんね。
人や場所のリズム、空間にある程度フィックスできる体調にしておかないとなかなか人生を楽しむことはできませんもんね。
刺激の強い場所や変わった場所に対してすごく気になってしまったり、する場合は虚証タイプの人には多いかもしれないので、まずは虚証タイプの方はこころとカラダの疲れをためないこと、まだできる、もうちょい行ける、と思っても自分のかなのマックスまでやらないで腹八分目で何事もストップしておくこと。
腹八分目に医者いらず、という言葉がありますが、これは胃腸だけでなく、仕事やプライベートの行事、家事なども自分のマックスまでやりすぎてしまうと心もカラダも弱って様々な病気になります。虚証の人はもともとあまり体力がなかったり、心やカラダに負荷がかかりすぎて弱っている事があるので自分自身でブレーキを掛けられるように常に自分を俯瞰して見てあげましょう。
また、漢方でいう『気滞』という状態の人も他人や場所と肌が合いにくくなります。気滞とは簡単に言えばストレスフルな状態で気が張っている状態です。虚証の人がカラダが弱っているので身を守ろうと神経過敏になってしまうのに対して、気滞の人はストレスに対抗しようとして攻撃的になったり、神経過敏になっているので、他人のリズムや普段と違う場所に対応できなくなったり、拒絶してしまったりします。
誰でもストレスフルで気が立っているような人とは肌が合いませんよね。そんな感じです。
仮に自分がそういう状態だと思ったら疲労感が強くなければ発散系の休息、運動で汗をかいたり、環境を変えて刺激を受けてスッキリするような楽しみを行いましょう。
理想はどんな人、どんな場所でもある程度合わせることができる、自分の空間にすることができればよいですが、なかには同しようもない人がいるし、同しようもない場所もあります。
そんな時は早めに見切りをつけて次にいきましょう。合わせることができないと自分を攻めたりする必要は全く無くて、あんな人と肌が合う人いるもんか、ぐらいでも良いと思います。
僕たちが思っている以上に付き合う人も、居場所も選択肢はあります。以前もお話しましたが、『ここだけが自分の居場所じゃない』と思うことも大切ですが、できれば肌が合う人、合う場所に出会うためにも日頃から体調管理をしておくことでその幅は広がると思います。
2回にわたり肌が合う、合わない、ということについて考えてみました。
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