冬は閉蔵の時期・気血を蓄える冬だからこそ大切にしたい養生『睡眠』
前回より『人生最高の朝を迎えるために』というテーマでお届けしております。
今回は後編をお届けします。
☆前編はこちらから☆
https://note.com/sawataya/n/n23b2a68615e0
前回は『人生最高の朝』を迎えるためにはお金では買えない『良い睡眠』を取らないといけない、という事をお伝えしました。
僕たち人間、どうぶつは生きていくために睡眠を取らないといけませんが睡眠を取る理由は多岐にわたります。
【睡眠をしっかりとないと行けない理由】
睡眠を取らないといけない理由の代表はなんと言ってもまずは
『心身の疲労を回復させる』
ためです。
当たり前かもしれませんが、とくに脳の疲れは睡眠でしか取ることができません。
肉体的な疲労は日中カラダを横にしていたり、活動を押さえれば疲労を減らすことができ多少体力の回復ができますが
脳だけは睡眠で思考を休ませないと起きている限り働き続けます。
また、肉体疲労も日中ぼーっと休んでいれば寝なくても大丈夫かと言えばそうではありません。
睡眠のリズムの中で、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られるほど、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌され、疲れが取れやすくなります。
寝ることはソファーに座ったり、カラダを横にして本を読んだりテレビを見たりしているの時のように、身体の一部だけを休ませるのではなく、全体を休養させることができる貴重な時間なのです。
心とカラダの両方をメンテナンスできるとても大切な時間と言えるでしょう。
【睡眠が必要な理由その2〜肥満防止】
次は肥満防止です。
実は睡眠は肥満とも関係が深いのです。
睡眠を適切に取ることで、食欲を抑えるレプチンが多く分泌され、食欲を促すグレリンの分泌を少なくします。
良い睡眠を取ることでこれらの分泌が適切なバランスとなり、余分なカロリー摂取を防ぎ、太りにくい体質づくりに役立ちます。
現代人が肥満が多いのと睡眠に障害を持つ人が多いことにはつながりがあるのかもしれませんね。
そして睡眠が大切な次のポイントはお肌の健康のためです。
【3つ目の理由はスキンケア】
睡眠はお肌の状態とも関係が深いのです。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを向上させ、美しい肌質を作るのに不可欠です。
入眠後20分~30分後に最も深い睡眠が訪れます。
この時間帯に成長ホルモンが分泌され、肌の修復や新陳代謝が行われます。睡眠時間のうち定期的に深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)が訪れますが、深い睡眠の時間帯が多いほど成長ホルモンが分泌され、肌にも好影響を与えるとされています。
次回はこの大切な睡眠が損なわれる、不眠症の原因について考えていきたいと思います。
☆オリジナル養生茶のオンラインショップ・早川コータのnote・X(Twitter)&InstagramなどのSNS・漢方相談申し込み専用HPなど各種コンテツはこちらから↓https://lit.link/kotahayakawa