何かとイライラしやすい年末のための漢方的アンガーマネジメント法とは?その①
機嫌が悪くなるときってだいたい理由がありますよね。
もっとも多い理由は『自分の思い通りにならない』ではないでしょうか?
みなさんも自分の機嫌が悪くなるときってどんなときが考えてみましょう。
例えば早く出掛けたいのに周りがのんびりしていて出かけられない
目的地に早く付きたいのに渋滞していて迎えないお腹空いて早く食べたいのに食べられない
寝たいのに眠れない
締切に間に合わせないと行けないのに間に合わなそう
自分に優しく接してほしいのに接して貰えない
仲良くしたいと思っている人に仲良くしてもらえない
自分が大事にしてほしいと思っている人を大事にしてもらえない
もっと言えば
欲しい物が手に入らない
など、基本的には自分の思い通りにならないことで僕らの機嫌って悪くなるのですが、それだけではありません。時にはそんな理由もなく、意味もなく、なんとなく機嫌が悪い日だってあります。
人間だもの。
っていうのは冗談ではありませんが、実際そんな日もあるんです。
特別な不満がなくても心が不安定になる、機嫌が悪くなることって誰でもあります。『なんか良くわからないけどイライラする』
『虫の居所が悪い』
そんな時ってあるんです。
そんな時、一番困るのが自分の近い人がそういう状態になった時。
パートナーや恋人がそういう状態の時ってイヤなものですよね。
みなさんならそんな時どうしますか?
『なんで機嫌悪いの?』
って声をかけますか?
それとも
『そのうち機嫌が治るだろう』
ってほっておきますか?
そんな時の一番の対処法
それは僕は
『そっとしておくこと』
だと思います。
えっ?
って思うかもしれませんが、
触らぬ神に祟なし、ってことはホントにあるんです
『どうしたの?怒ってるの?何で?』
なんて聞くと大炎上することもあります。
人間にはそんな時もある、って覚えておきましょう。
お天気だって雨の日もあれば晴れの日もありますよね。
お天気と同じで人の気持ちもどうしようもない時があります。
これはもう仕方ないんです。
実際は理由がないわけじゃなくて、僕らの感情というのは脳だけでコントロールされているわけじゃなく、漢方ではカラダでもコントロールしていると考えます。
疲れている時、胃腸の調子が悪い時、便秘の時、寝不足の時、お腹空いている時、月経前など、カラダの変化で心も変化しますよね。
そんな時は対処法などをギャーギャー言っても逆効果。
落ち着くまで聞く耳を持ちません。
なので、訳もなく機嫌が悪い時は、そっとしておきましょうね。時間が解決してくれることもたくさんあります。
落ち着いている時に、心とカラダのつながりをちょっとお話してあげると機嫌が悪かった本人も納得してくれるかもしれませんね。
あと、『そっとしておく』というのは『放っておく』とは違います。
機嫌が訳もなく悪い時は心身が疲れているときが多いので、負担を減らしてあげるようなサポートはしてあげましょう。
家事や仕事など、サポートできることはしっかりしてあげましょうね。それが本当の『そっとしておく』ですから。
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