秋の夜長に避けたいこと【山梨 漢方 さわたや】
前回は春に向けて今から準備しておくことの大切さ、そして春に起こりやすい体調トラブルの代表、花粉症対策についてお届けしました。
今回はその続きで、春に起こりやすいもう一つのトラブル【ストレス疲労】についてお届けします。
漢方では春は
『肝』の季節と言って
昔から『肝が据わる』と『肝にさわる』とか癇癪とか、そちらの肝の意味と、臓器として、血液貯蔵庫である肝臓の働きをミックスさせたようなものと考えるとわかりやすいと思いますが
その「肝」が頑張らないといけない時期だと考えます。
なので、春はもともと漢方では肝が頑張らないといけない時期なので、ストレスケアがとっても大切なのですが
日本の3月、4月という春の時期って実はストレスが非常に増える時期。
受験はもちろん、年度の変わり目で忙しくなったり、職場の移動、転勤、就職、進学、進級など、環境変化という大きなストレスがある時期なので、自分自身はもちろん、ご家族でそのような人がいるだけでも影響を受けるので
春は不眠や自律神経の弱りなど、ストレス系の不調も弱る時期です。
また山梨県では春になるといよいよ基幹産業の農業が忙しくなり始める時期。
「今年もまた始まった」とストレスを感じやすい時期でもあります。
春になりストレス疲労で体調を崩さないためにも今の時期からしっかりと心身のストレス疲労を取ることが大切です。
来たるべき春に向けてしっかりストレスに向き合えるカラダにしておきましょう。
ストレスは気を消耗するので、前回お話した体のバリアを補う食養生は気を使う方にはとってもおすすめです。
それと同時に、ストレスで気が張っている状態になるので、緩めることが大切です。
生活の中ではゆっくりお風呂に入ったり、運動も走ったりでなく、意識的にゆっくり散歩するようにしたりするなど『ゆっくり』をイメージした生活を送りましょう。
食養生では甘酸っぱい柑橘類、酸味はストレス疲労に良いと漢方では考えるので酢の物や、これから美味しい時期の大きめのみかんなども積極的に食べましょう。
香りが良いお茶や食べ物もストレスケアには最適です。
香味野菜、スパイス、ハーブなどを使った料理や、ジャスミンティーはハーブティーのような香りの良いお茶も積極的に活用しましょう。
2回に渡り『そろそろ春に向けての養生を』
というテーマでお届けしました。
気分もテンションも上がってくる春を元気に過ごすために今から準備しておきましょうね。
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