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コロナ禍で増えてる【自律神経の乱れ】自律神経のトータルパワー不足とは?

早川弘太

早川弘太

テーマ:自律神経 漢方

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どうも!

朝、お気に入りのUNIQLO村上春樹さんTシャツの白地のTシャツにコーヒーをぶちまけて

傷心で朝からTシャツのお洗濯に勤しんでいた

さわたや薬房の早川です。

#やれやれ

最後ちょっとマグカップに残っていたコーヒーを飲もうとして

あんまり残ってないと勢いよく飲もうとしたらこぼしてしまいました。。。

白地のTシャツだったので見事にコーヒー染みが出来てしまいましたがこれは村上春樹さん龍に言えばコーヒーをこぼしたことは何かしらのメタファーであり、イデアなのだと思う。。。。

ガッツいてコーヒーを飲もうとするからこういうことが起こるんですよね。

普段はもちろんコーヒーなんてこぼしませんが、ちょっと注意力が散漫になっているサインかも知れませんね。

車をぶつけるなどの大きな事故でなくても、普段ぶつからないところに足をぶつけたり、転んだりするときって基本的には注意力散漫になっているときで、悩み事がある時や体調がイマイチの時などに人はコケる、

「コケやすい時は理由がある」

と言われる所以です。

朝からTシャツをゴシゴシ洗わなくてもいいように僕ももう少し真面目に生きていこうと思います。

さて、今回の本題ですが最近どうも自律神経の乱れを訴える方が増えています。もちろん以前からお伝えしている秋バテ、季節の変わり目ということはありますが、それだけでないような気がします。

そのあたりを含めて今回は自律神経についてお届けしたいと思います。

コロナ禍で増えてる【自律神経の乱れ】自律神経のトータルパワー不足とは?

というテーマでお届けいたします。


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【なぜ最近自律神経の乱れが多いのか?】
さて、今回は最近増えている気がする自律神経の弱りについてちょっと考えてみたいと思います。

病院での検査や人間ドックなどの健診ではわかりにくい不調『自律神経の弱り』

現在のように様々な器具をつかって検査できる医療と違い、漢方は古来より検査など無い頃から発展してきた医学なので自律神経の弱りのように検査にはでない不調とは相性がよいと言われています。

そういった知識が広まってきたこともあり、僕のところにも多くの自律神経の弱りを訴える方が相談に来たり、不調の様子をお聞きすると原因が自律神経の乱れだった、ということが多々あります。

もともと、更年期障害や思春期におこりやすい起立性調節障害など、多くの漢方専門店で自律神経系のお悩みの方が多いのですが最近どうも今まで以上に多い気がします。

その理由を考えてみました。

まず1つ目は多くの方が感じている気候変動でしょう。

地球規模の歴史で考えると10年、20年という期間はほんの数秒にもならない時間かもしれませんが、近年の気候変動の激しさは驚くべきものがあります。

日本がだんだん亜熱帯のようになっている、ということは多くの方が感じていると思いますし、気温の急上昇、急降下、そして気圧の変化などは凄まじいものがあります。

そして最近自律神経の乱れが最近増えているもう一つの理由は『新型コロナウイルス』の影響だと思います。

しかし、これはウイルス感染により自律神経が乱れるわけではなく、環境が原因だと思います。

【コロナ禍で自律神経の乱れが増える理由】
当然多くの方がコロナ禍という不安や心配が強い時期なので自律神経が乱れてしまう、ということはご理解されていると思います。

『感染したらどうしよう』

『他人に移してしまったらどうしよう』

『感染したら会社の人に迷惑が』

『仕事できなくなったら・・・』

などテレビでも相変わらず視聴率が取れるので新型コロナウイルスの報道ばかりで、目にする機会もまだまだ多く不安を感じる方はいっこうに減りません。

不安や心配の増加は大きな自律神経の乱れの原因の一つですが決してそれだけはありません。

それ以外の生活習慣の変化によって自律神経が乱れてしまっている方も増えているのです。

☆運動量が減少

まずは運動量の低下ですが、これは特に都会で生活する方に多いかもしれません。

在宅ワークの増加により自宅にいる時間が増えたり、感染予防のため出かけることが少なくなったので運動量が減ってしまった方がかなりいます。

カラダを動かすということは血流の改善につながり、血管の拡張収縮と関係が深い自律神経は運動によって整うことが知られております。

自律神経を整えるセロトニンも運動により活性化されるのでステイホームによる運動量の低下は最近自律神経の乱れを訴える方が増えている大きな原因です。

☆日光を浴びる時間の不足

次は日光です。

先程も出てきた自律神経を整える働きがあるセロトニンは日光をしっかり浴びることで活性化されることがわかっています。運動量が減ったのと同じ理由で日光不足の方が増えており、自律神経の乱れが増えたと思います。

☆パソコン・スマホなどの利用増加によるストレス疲労

そしてコロナ禍で増えたのが圧倒的にこのパソコンやスマホの利用時間でしょう。

僕も今までは都内などに移動して行っていた研修を自宅やお店にいながらオンラインで受けられるので、移動にかかっていた2〜3時間を充実した時間として使え、肉体的にも時間的にも楽になりました。しかしその分、スマホやパソコンの利用増加で姿勢が悪くなったり、長時間のパソコンなどのディスプレイを凝視することで筋肉のこわばりにつながってしまい自律神経が乱れやすくなっていると思います。

【自律神経の理想的な働きとは?】
自律神経は

『自分の意思に関係なく働き続ける神経』

といえます。

暑い、寒い、痛い、かゆい、など様々なストレス(負荷)を僕らは受けますが、その状態から身を守ったり、常に一定の状態にカラダを留めておくための神経とも言えます。

僕らが寝ている間も呼吸をしたり、心臓を動かしていられるのも自律神経のおかげなのです。

自分の意思で手足を動かしたりする運動神経とは異なり自分ではコントロールできない神経と言えます。

☆コロナ禍で増えている自律神経の『トータルパワー不足』

自律神経は基本的に日中や頑張る時に優位になる【交感神経】と日が暮れてから優位になりカラダを癒し、休めるための【副交感神経】が時間によりどちらもしっかり働いていることが重要です。

先程紹介した「最近自律神経の乱れが多い理由」の真逆をいく、一流のアスリートの方などは生活習慣が良い方ためこの2つのバランスが取れていると言われています。

自律神経の乱れにも種類があるのですが、近年非常に多かった自律神経の乱れが「アンバランス型」と言われる状態です。

労働時間も長く、仕事をする時間も多いため『頑張る神経・交感神経』が過剰に働きすぎて夜になっても『癒やしの神経・副交感神経』の働きが低下しているので不眠になったり、イライラしたり、落ち着かなくなったり、カラダが過活動になってしまう状態です。

いつまでも心身の緊張が続く状態と言えるでしょう。

しかし、コロナ禍になり自律神経の乱れにも変化が見られています。

それは『頑張る神経・交感神経』も『癒やしの神経・副交感神経』もどちらも働きが低下してしまい、自律神経全体の力不足となってしまう

『トータルパワー不足』

という状態が増えていることです。

簡単に言うと

『しっかり頑張れない』

『しっかり休めない』

という状態です。

頑張り過ぎで休めないアンバランス型と違い、頑張れない、休めない、という状態となり無気力な状態が続いてしまうのです。

この原因はコロナ禍で人との交流が減り、会話の減少、ふれあいなどが減ったことが大きな原因と言われています。

便利なリモートワーク、リモート授業、リモート研修の反動とも言えるでしょう。

【自律神経のトータルパワー不足を回避するには】
頑張れないし、休めない、体全体のパワー不足になっている『トータルパワー不足型』の自律神経の乱れについて今回はご紹介しました。

これを回避するには今回ご紹介した原因の真反対のことを1つでも増やしてあげることです。

幸い少しづつですが日常が戻りつつあります。

できるだけ屋外にでて、日光を浴びたり、カラダを動かして血の巡りを良くしてあげたり、家族やパートナーなど身近な人とで良いので、できるだけ会話をしたり、便利でつい活用してしまうLINEやメールですが、会えないまでも電話でリアルタイムの会話をたまにしたり、下火になってしまいましたが、クロストークが楽しめる3〜4人ぐらいの少人数のオンライン飲み会などを行ってふれあいの時間を作ってあげましょう。

今回はコロナ禍で増えている自律神経の弱りについてお伝え致しました。

漢方的にも自律神経の乱れはストレスで血行不良となる『気滞血瘀』などの原因となり、月経痛、肩こり、頭痛、目の疲れ、メンタル不調にもつながると考えます。

日に当たり、カラダを動かし、人と触れ合う、そんな当たり前の、自然な生活が漢方でも重要視されていますので、出来る範囲で自然に近い生活環境を作ってあげましょう。

今回のお話で少しでも皆さんの人生を楽しくするお手伝いができれば幸いです。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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