温泉入浴指導員・早川の冬場の入浴方法④・自律神経にも関係が!?~山梨 漢方 沢田屋薬局~
どうも!
赤ちゃんが乗る乳母車を見ると
『あら、素敵な「しとしとぴっちゃん」ね〜』
という母ちゃんの姿を見る度に坂本龍馬のような遠くを眺める目になってしまいます。
さわたや薬房の早川です。
#しとしとぴっちゃん
「しとしとぴっちゃん」と言われて皆さんわかりますか?
たぶん僕ら世代、40代ぐらいまでがギリギリ知っているのではないかなぁと思います。
「しとしとぴっちゃん」とは昔の有名な時代劇「子連れ狼」の主題歌で調べたら橋幸夫さんが歌っているんですね。
「しとしとぴっちゃん♪しとぴっちゃん♪しとぴっちゃん♪」という歌詞が印象的な歌なのですが、僕もそのドラマ自体は見たことがありません。
どちらかといえば子連れ狼というと志村けんさんなどがドリフでコントネタにしていた、という印象の方が強いですし、CMソングで子連れ狼の曲がアレンジして使われていたような記憶もあるので、僕らは覚えているのでしょうね。
うちの母ちゃんたちぐらいだとリアルタイムでドラマ?映画?も見ていたと思うので、誰もが知っている歌であり、ドラマだったのでしょうね。
昔は「誰もが知っているドラマや映画」というのがたくさんあったのでコントなどでパロディにはしやすかったでしょうね。
今だったら鬼滅の刃とか進撃の巨人とかエヴァンゲリオンとかでしょうか?
今は誰もが知っているドラマや映画が少ないのは決して作品のクオリティーが下がっているからではなくて、娯楽の選択肢が増えたので、昔に比べると爆発的なヒットというのが生まれにくいのかもしれませんね。
テレビの視聴率が昔に比べると低いのは決してクオリティーが低いのではなく選択肢が増えたので必然的にテレビが選ばれることが減ってしまったからですよね。
昔はテレビぐらいしか夜の家での娯楽がなかったので家族みんなでナイターを見たり、家族みんなでドラマを見たり、家族みんなでクイズを見たりしていましたが、今は各々が好きなことができる時代になりました。
これはどちらが良くてどちらが悪いというものではないので、家庭でのコミュニケーションの取り方も変わってきているので仕方ないと思います。
他のところでしっかりコミュニケーションが取れていて、家族として必要な関係性が取れていれば
『家族はリビングでみんないっしょにテレビを見るものだ!』
という価値観を押し付けなくても良いと思います。
テレビの視聴率低下=そのジャンルに人気低下
ではないと思うので、今の環境にあった発信の仕方をすれば良いのかなぁと思います。
さて、今回は先日NHKの朝の番組でも【漢方薬・東洋医学】が取り上げられて話題になりましたが、意外と多くの方が混同されているのが今日のテーマかも知れません。
目次
漢方薬ってお茶みたいなものでしょ?にはご注意を
☆漢方ってお茶でしょ?
☆漢方薬は配合の妙がある
☆薬膳で使われる素材と漢方薬も違います
☆医薬品だけに安全な使い方が大切
☆創業249年の老舗漢方専門店9代目・早川コータ考案のオリジナル養生茶
☆漢方相談ご希望の方はこちらから
☆漢方&整体・女性のためのオンラインコラボセミナー開催
☆好評の早川コータのPodcast&You Tube番組・Twitter&InstagramなどSNSのリンクはこちらから
漢方薬ってお茶みたいなものでしょ?にはご注意を
というテーマでお届け致します。
☆漢方ってお茶でしょ?
今回は『漢方薬』というものについて多くの方がまだまだ誤った認識を持っていたり、伝わっていないところがあるのでそのあたりをお伝えできればと思います。
先日NHKの朝の情報番組で漢方や鍼灸などの東洋医学が取り上げられました。
このように漢方をマスコミで取り上げていただけることはすごく嬉しい事で書籍など含めて漢方の認知が最近どんどん上がってきている気がしますし、不調を治す選択肢の一つとして病院で診察を受ける、ドラッグストアで自分で薬を購入する、という物以外に『漢方の専門店で相談する』という選択肢が加わってきていると感じます。
それだけ漢方の良さが伝わっている証拠だと思います。
実際番組の中では『補剤』と言われる漢方薬がカラダの不調によいということで紹介されていました。
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テレビで紹介されたのが『補中益気湯』と『十全大補湯』と言われる漢方薬です。
補中益気湯は脾気虚証と言って胃腸が弱くカラダの『気』が不足した人に使う、補気健脾という気を補い、胃腸機能を高めることが主な働きの漢方薬です。
十全大補湯は血液が不足しがな血虚症に気の不足も加わった『気血両虚』という状態の改善に使われる漢方薬で元気も血液も両方補いたい時に使用します。
テレビを見ながらちょっと心配だったのが『飲めば誰でも元気になる栄養剤のように紹介されてしまうと誤解を招くかなぁ・・・』と思っていたらそこは番組の解説をしてくださった広島大学病院の漢方専門医の方がきちんと
『漢方薬を選ぶには専門家の知識が必要なので、薬局などで購入する場合は専門家のいる専門店で』とお伝えしてくれたので安心しました。
このような一言が無いと漢方薬を選ぶときに大切な『同病異治』(同じ病気でも原因によって使う漢方も治し方も異なる)が伝わらず病名で漢方薬を選んでしまうからです。きちんと解説をしてくださって安心しました。
そんな漢方ですが、まだまだいわゆる薬草茶のような民間薬などと混同されている方が多いのも事実です。
☆漢方薬は配合の妙がある
漢方薬はもともと煎じ薬と言って、生薬を煮出してお茶のようにして服用することが古来より多かったので(現在では優れたエキス状の薬も多く粉薬でも良いものが非常に多い)どうしてもその形状上お茶と混同してしまう方が多いです。
薬草のような物とごちゃまぜになっている方も多いです。
例えば一般的な薬草の『どくだみ』ですがこれは民間薬で漢方薬ではありません。
また医薬品になっているセンブリなどの薬草は胃腸トラブルでつかう民間薬ですがこれも『漢方薬』ではありません。
これらは伝統的に使われてきた薬草でエビデンスがしっかりあるので医薬品認定されたものですが、生薬を組み合わせて作られた漢方薬とは基本的に異なるものです。
ましてや薬草をブレンドした薬草茶などとは基本的に異なります。
漢方薬は様々な働きをもった生薬(植物・動物・鉱物など)を薬効ごとに組み合わせて独自の効能効果をもった医薬品です。
例えば先程登場した補中益気湯という漢方薬だと
黄耆・人参・白朮・甘草・大棗・生姜という『補気健脾作用』をもった生薬と
柴胡・升馬という升堤作用(物を持ち上げる作用)がある生薬と
陳皮という気の巡りを良くする理気作用があるもの
当帰という血を補う、補血作用があるものが組み合わさって作られています。
漢方薬とはスパイスのブレンドで美味しく、カラダの合った調味料ができるとの同じく、様々な働きを持つ生薬がブレンドされてできています。
そしてその一つ一つの生薬にはちゃんと配合されるべき意味があり配合されています。配合の妙と行って同じ生薬でも漢方薬の種類によって使われている意味合いなどもことがあります。
ほとんど同じ生薬構成の漢方薬でも一つ生薬が加わるだけで全く違うお薬に早変わりするのです。
民間薬は薬草が持っている一つの役割にフォーカスして使用するものなので、もともとの考えが異なります。
一つ生薬が加わるだけで働きが変わるというのは漢方の面白いところです。
☆薬膳で使われる素材と漢方薬も違います
そして何よりも漢方薬は『医薬品』です。厚生労働省が認可した医薬品です。
医薬品とは適切な分量を用法を守って服用した場合『〇〇という効果がありますよ』ということを厚生労働省がきちんと認可した医薬品です。
お茶やサプリメントは『食品』なので、病気の治療や疾患の改善などに治療的効果をうたってはいけませんし、うたえません。ここはとっても大切な違いです。
また、最近では薬膳ブームということもあり薬膳で使われる生薬などをお料理に活用しよう、という非常に素晴らしい動きも活発になってきました。
僕のお店でもはと麦やなつめ、枸杞の実、陳皮など手軽におやつ代わりに食べれたりお料理に活用しやすい生薬が非常に人気があります。
人気があって良いのですが気をつけないと
『枸杞の実=漢方』
『なつめ=漢方』
になってしまう恐れがあることです。食品であるなつめや枸杞の実には当然食べ物としての特徴があり、不調の種類や体質によっては日頃の食生活の中で上手に活用できると健康をサポートしてくれますが医薬品でないので過信は禁物です。
食事のバランスをサポートするもの、というぐらいの認識で美味しく楽しく活用することが大切だと思います。
☆医薬品だけに安全な使い方が大切
今回は漢方薬と混同されやすい物を取り上げながら違いについてお伝えしました。
冒頭のNHKのテレビ番組のご紹介のときにも出てきた大切なセリフ
『漢方薬は知識のあるお店で相談して』
がやっぱり大切だと思います。
漢方薬は医薬品なので正しく使うことが大切です。漢方薬は医薬品です。効果がはっきりしている分、体調、体質、気質などカラダの状態によっては思わぬ副作用が出ることもあります。
『漢方なんてお茶のようなもの』と軽く見ないでカラダの中にいれる大切なものなので、ぜひご自分の体調にあったもの、体質に合ったものを選びましょう。
逆にお茶や薬膳食材などはあまり難しく考えすぎずに季節や体調にあわせて日頃から積極的に、気軽にぜひ活用してほしいと思います。
体質や不調にあうお茶などが見つかれば日々楽しみながら養生することも可能です。僕のオリジナル養生茶などもとってもおすすめなので(サラッと宣伝w)活用されてみてください。
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