秋バテ対策と中医学的秋バテ養生法【山梨 漢方 さわたや】
☆本当の夏バテは秋にやってくる☆
【最近話題の秋バテとは??】
やっと暑い夏も一段落してきましたね。
夏の思い出も色々あるかもしれませんが、この夏の終りの時期から秋にかけて気になる不調になる方が最近増えております。
それは
『秋バテ』
最近良く耳にする言葉かもしれません。
今回のテーマである秋バテですが、これは秋になったからといって急に出てくる症状ではありません。
夏の過ごし方によりその無理や疲れが秋になって、涼しくなると出てくるという症状です。
近年、涼しくなって過ごしやすいはずの9月中旬以降に様々な症状を訴え、医療機関を訪れる方が増えています。今まで耳にしたことがないこの『秋バテ』はある意味現代人が産んでしまった新しい病気と言えるでしょう。
【3つ以上当てはまる方は要注意!秋バテチェック】
1)肩こりや頭痛がある 2)体がだるい・疲れやすい 3)頭がぼんやりする
4)朝スッキリ起きれない 5)食欲が無い
6)胸焼け・胃もたれがある
7)不眠やイライラ・クヨクヨなどの気分症状がある
8)めまい・耳鳴り・立ちくらみ
みなさんはどうでしたか?次に秋バテの原因を見ていきましょう。
☆秋バテの主な原因☆
【気温差や台風などの気圧変化による自律神経の乱れ】
初秋には秋雨などの影響で雨の日が多く、低気圧が来ることにより副交感神経が優位になり、気分も落ち込みがちに。
また秋は台風の襲来の時期で、気圧が乱れたり、日中と夜の気温差が激しいばかりか、真夏のような日もあれば、冬の訪れを感じさせる寒さの日もあり、気温が定まりません。
人間にとって寒暖差は大きなストレス。
自律神経でついていける寒暖差は一説では±5℃と言われています。
このような気温差に体がついていけずに、頭痛、めまい、肩こりといった様々な症状が現れるのです。
【夏の習慣を引きずっていませんか?】
今年の夏も猛暑やゲリラ豪雨で疲労困憊の方も多いと思います。
やっと涼しくなってきた秋になっても夏の習慣を引きずっていませんか?
エアコンや、飲食、服装などなかなか夏モードの生活からスイッチを切り替えるのは難しいですよね。
そんな習慣が続くとカラダを冷やしてしまい、思わぬ不調が現れます。
暑い夏を乗り切るため、冷たい飲食・冷房・薄着でカラダは意外と疲れています。その疲れをとるべき秋に無理をしてしまうことも大きな原因の1つです。
【果樹栽培ピーク後など『燃え尽き症候群』にも注意】
これは僕のお店がある山梨県独特の原因ですが、9月は山梨県の主力産業である桃やぶどうの栽培も一段落して、忙しく気が張っている時に比べると『ガクッ』と体調が悪くなりやすい時期。
いわゆる『燃え尽き症候群』のように気が緩んだところで、自律神経のバランスが乱れてしまうのもこの時期独特、この地域独特の物かもしれません。
果樹栽培だけでなく、7月、8月はお盆休み、子供やお孫さんたちの夏休みなどでイベントなども多く気を張っていることが多いのでそれが一段落すると疲れが出る、なんて方も増えています。
テンションが上っている時は疲れは感じにくいのですが、雪かきや草刈りと一緒で終わったあとにドッと疲れが来ますので、色々なことが一段落したあとは体調を崩さないように注意しましょう。
【夏休み明けのサザエさんシンドローム(ブルーマンデー症候群)
子どもや学生さんに取っては1年で一番楽しい夏休み。
その終わりは精神的には子供なりに大きな負担になります。
それに加えて寝起きする時間帯や、食事の時間が不規則になっているような子供は元のリズム戻す際、自律神経に負担がかかり思わぬ不調が出ることがあります。
大学生などはまだ休みがあると思いますので、寝起きする時間を早めに普段通りに治すなどの対策をしておくと良いでしょう。
今回は秋バテの原因を紹介したので次回は秋バテ対策についてお届け致します。
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