早くも『梅雨ダル?』『プチ夏バテ??』急な暑さによる体調不良対策【山梨 漢方 さわたや薬局】
いよいよ夏本番になってきました。
「夏バテしないように肉でも食べるか!」という方も少なくないとおもいます。
確かにお肉はスタミナ食の代表。暑さであっさりした食事が多くなりすぎるとタンパク質の不足などで疲れやすくなりますから上手に活用したい食材です。
そんなお肉の中でも夏に積極的に活用したい種類があるのをご存知でしょうか?
そうです、今回のタイトルにも入っている豚肉が実は東洋医学の薬膳的考えでは夏におすすめの食材と言えるのです。
今回は夏バテにおすすめの食材紹介ということで「豚肉の東洋医学・食養生的働き」についてお届けします。
夏におすすめのお肉といえばやっぱり「豚肉」
実は豚肉は薬膳的な見方だけでなく、栄養学的にみてもすごい食材なのです。
3大栄養素(脂質・糖質・タンパク質)の代謝に関わるビタミンB族が豊富に含まれており、夏に偏りがちな食事のサポートになります。
☆豚肉の東洋医学的働き
・滋陰潤燥・・・体を潤し回復する(夏の発汗で失った潤い&体力回復には最適)
・通便・・・便通を良くする
・潤肌(じゅんき)・・・肌を潤す
(薬膳的な働きで、便秘等の治療に使えるわけではありません。このような体質の方の食事のサポートになるという風にご理解ください)
☆豚肉は平性(涼性説もあり)で体に余分な熱をこもらせないのでイライラして熱がこもりやすいタイプでも安心して食べれます。
食べ物はどんな方にも万能というものはほとんどありません。おすすめの体質の方がいるということは食べすぎに注意したい体質の方も当然います。
☆豚肉の食べすぎに注意したい体質・体調の方
豚肉には潤す働きがあるので、体に余分な水分を生じやすくなるので体内に老廃物がたまっている「食積痰湿」の方や、体が冷えていて体の水はけが悪くなっている方、温める力が低下した陽虚の方や、下痢気味の年配の方は控えめにしましょう。
おすすめレシピは沖縄の代表的な料理の「アレ」
暑い沖縄では豚肉が好んで食べられます。
これは豚肉の特徴が暑い沖縄の気候にぴったりだから。郷土料理は理にかなっているものが多いのは自然と食べ物の特性や東洋医学的食養生の知恵が伝わっていたのかもしれませんね。
☆沖縄料理の代表といえば・・・
そうです「ゴーヤチャンプル」です。
一般的に使われる材料は「豚肉・ゴーヤ・豆腐」ですよね。
ゴーヤの働きを見てみましょう。
☆ゴーヤの東洋医学的効能
清暑熱・・・夏の暑気あたりを解消
体にこもった熱を冷ます「寒性」の働きがある
次に豆腐の働き
☆豆腐の東洋医学的効能
清熱潤燥・・・体内にこもった熱を収める
まさに暑い夏にうってつけの一皿なのです。暑い夏でカラダがバテそうな時暑い場所で一日過ごして、カラダに熱がこもっているときなどは非常におすすめなので、ぜひご活用くださいね。
必要な生活習慣の改善、食養生なども体調、体質によりアドバイスをしております。漢方相談・健康相談ご希望の方はこちらのHPの「メールでのお問い合わせ」もしくはHPよりお気軽にご連絡ください。
遠方の方はskypeによる漢方相談も実施しておりますので、こちらもあわせてお問い合わせください。
早川コータのさわたや薬房のHPはこちらから
ツイッターでの健康情報もぜひご覧ください