花粉症とも関係が・・・春は自律神経の乱れやすい時期【山梨 漢方 さわたや薬局】
☆抗ヒスタミン剤飲んでいれば大丈夫!には要注意を
花粉症の時期になると抗ヒスタミン剤(いわゆる一般的にみなさんが花粉症の薬、アレルギーの薬と言って服用されているもの。有名な商品だとアレグラなど)を服用されている方も多いと思います。
辛い症状を緩和する方法としては良いと思いますが、ちょっと服用の注意点をお伝えしたいと思います。
抗ヒスタミン薬を使用しておこる生理現象
・学習と記憶の減弱
・覚醒の低下(眠くなる)
・食欲亢進(食欲が増す)
・痙攣
・ストレスによる興奮
・口の渇き
◇花粉症の薬で太る??
意外と知られていませんがヒスタミン神経機能を薬で抑えることでアレルギーの嫌な症状は緩和されますがこのような生理現象もおこることがありますので、注意が必要です。
とくに意外なのが『食欲が増す』ことではないでしょうか?
花粉の時期になるとお腹が空いてしょうがない、食べすぎてしまう、という方は意外と多くいらっしゃいます。
これはヒスタミン神経系の機能として摂食行動の抑制(過度の食欲を抑制する)働きがあるのですが、抗ヒスタミン薬を服用することでこの働きを抑えてしまっているのです。
また、ストレスにより興奮しやすくなることも意外な副作用ではないでしょうか?
これも食欲同様、ヒスタミン神経系の機能としてストレスによる興奮の抑制という働きがあります。ヒスタミンっていうと悪いことするやつ!というイメージがありますが、
実はとっても大切な働きがあるんです。
☆インペアード・パフォーマンスに注意
抗ヒスタミン薬の中枢抑制作用により集中力や注意力、判断力、作業効率などが低下した状態を『インペアード・パフォーマンス(正常な機能が損なわれた状態・正常に機能しない・という意味)』と言います。
服用した人の自覚に関係なく周囲の出来事を把握したり、判断したりする力が低下することや認知力や判断力が低下することで単純なミスが増えていまいます。
お金の計算を間違える、普段ならありえないようなハサミやカッターで手を切ってしまったり、書類の不備、報告忘れ、遅刻、キーボードのミスタッチというように日常生活の色々な場面でおこる可能性があり、副作用として気が付かないこともあるので、注意が必要です。そのため抗ヒスタミン薬の多くは運転や機械の操作などを服用後は不可となっております。
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