花粉症と腸の健康〜アレルギーの原因は遺伝だけじゃない〜【山梨 漢方 花粉症 さわたや薬局】
花粉症の時に注意したい食事とは??
毎年この時期になると『花粉症には〇〇を食べると良い』という情報が
氾濫しますが、今回は花粉症でお悩みの方、花粉症の予防をしたい方に
むけて食事の注意点についてご紹介したいと思います。
人間には、体内に侵入しようとした外敵や異物(花粉やウイルス、細菌など)を取り除こうと
する働きが備わっています(いわゆる免疫力)。
ただし、人によってはカラダの状態によってある特定の異物に入ってこられると、この取り除こうとする働きが過剰に働きすぎてしまい過敏な反応(アレルギー反応)を起こしてしまいます。
これが花粉症を含めたアレルギーの簡単な仕組みです。
☆花粉症のときの食養生①腸の働きをアップ!
近年、この免疫と大きな関係を持っていることが明らかになっているのが
『腸』の働きです。
花粉症対策に乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌を増やすと良いと言われているのは腸内環境を整えることで『腸管免疫』と言われるカラダの免疫バランスを整えることが花粉症対策につながると考えられているからです。
善玉菌と言うとヨーグルトなどの発酵した乳製品を思い浮かべる方が多いですが、近年は植物性の発酵食品、納豆や味噌、醤油など伝統的に日本人が食べてきたものの方が日本人胃腸にはあっているのではないか?ということで注目されているので、そのような発酵食品を上手に活用しましょうね。
ヨーグルトも良いですが、冷やして食べるので、胃腸の冷えやすい方や乳脂肪が気になる方、糖分が気になる方は注意しましょう。日本人の食の知恵をもっと活かしたいですね。
花粉症対策におすすめは具だくさんの野菜と海藻たっぷり味噌汁!
何と言ってもオススメなのはわかめなどの海藻とお野菜をタップリ入れたお味噌汁です。
発酵食品である味噌の働きと腸の掃除をしてくれる食物繊維、水溶性食物繊維である海藻、それに不溶性食物繊維である野菜が加わった味噌汁はまさに花粉症対策のベストフード!さらにカラダを温めてくれるので冷えるとひどくなる花粉症には本当におすすめです。
食物繊維も水溶性食物繊維はトクホや機能性表示食品に含まれているものもありますが、大切なのは水溶性1にたいして不溶性食物繊維を2の割合、1:2でとることが腸の働きにはベストと言われているので、両方しっかりとると良いでしょう。
主な日本の発酵食品・・・味噌 しょうゆ お酢 納豆 漬物
郷土料理など入れると多種多様です。
次回も花粉症と食事についてお届けします。
花粉症の健康コラムはこちらからご覧いただけます〜